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- 平田憲聖は3週連続Vへ「それを目標にして勝てたらすごい」 石川遼は32歳ラストゲーム「なぜか今年から引き締まる思い」
今回で50回目を迎える「ANAオープン」が、12日から4日間の日程で開催される。前年大会覇者の谷原秀人(たにはら・ひでと)、前週に今季3勝目を飾った平田憲聖(ひらた・けんせい)、翌週に33歳の誕生日を迎える石川遼(いしかわ・りょう)がコメントした。
ディフェンディングチャンピオンは45歳の谷原秀人
◆国内男子プロゴルフ
ANAオープン 9月12~15日 札幌GC 輪厚C(北海道) 7066ヤード・パー72
国内男子ツアーの第16戦。今回で50回目を迎える「ANAオープン」が、11日から4日間(72ホール)の日程で開催される。賞金総額は昨年から5000万円増額されて1億5000万円(優勝賞金3000万円)になった。舞台は今年も札幌ゴルフ倶楽部輪厚コースだ。
前年大会は最終日を首位と3打差の3位から出た谷原秀人が、5バーディー、ノーボギーの「67」で回り、通算18アンダーで逆転優勝を飾った。
“五十肩”を抱える45歳の谷原は「相性は悪くないので、コースもすばらしい状態ですし、あとは自分が成績を出すだけという感じ。落ち着いてフェアウェイキープさえできれば」と、プロアマ戦を終えた後に語った。
国内ツアー19勝と“節目”まであと1勝に迫っているが、今季は8戦出場して週末まで進んだのは3戦で、その内トップ10は1度のみ。「あまり良くない状態が続いているので、とりあえずは予選通過を目指してできればいいかな」と現状を客観的に見つめる。「ちょっとずつ積み重ねてきたものが、19勝になっているだけ。一試合一試合一生懸命やるというところ」と、大台も意識していない。
谷原は初日、今季開幕戦覇者の金谷拓実と、前週の日本、韓国、アジアンの3ツアー共催大会「シンハンドンヘオープン」で、今季3勝目を飾り波に乗る23歳の平田憲聖と同組でプレーすることが決まった。
平田とは谷原とは対照的に「全体的に全部が良くて、ミスをしてもどうにかなる範囲に収まっています。優勝するには全部良くないとだめだと思うので、そこがうまく噛み合って良い感じなのかな」と引き続き好調をアピール。
2週前の「フジサンケイクラシック」からの3週連続優勝がかっているが、「そこは何も考えていないというか、それを目標にして勝てたらすごいですし、そう簡単にはいかない」と冷静なコメント。「でも、目標の一つではあるので、それを達成できたらもちろんいいなと思います。やることは4日間変わらずやれたらいいかな」と意気込んだ。
翌週の17日に33歳の誕生日を迎える石川遼は32歳としてのラストゲームとなる。「今までは『わーい誕生日だ』って感じで、年を取ることが楽しかったんですけど、なぜか今年から引き締まる思いです」と笑う。
2015年大会を制している一方で、22年大会は19アンダーで並んだ大槻智春とのプレーオフで敗れた苦い経験もしている。「自分の中では祝う風潮だったんですけど、ハッピーな想いと、悔しい思いが入り混じるのがこの大会」だという。「自分の誕生日はここでゴルフをやっているイメージが強いので幸せですね」と語った。
石川は初日、その“因縁の相手”大槻と、鈴木晃祐とともにティーオフする。
<初日の主な組み合わせ&スタート時間>
11時55分(10番) 石川遼、大槻智春、鈴木晃祐
12時05分(10番) 平田憲聖、金谷拓実、谷原秀人
12時15分(10番) 蝉川泰果、岩崎亜久竜、片岡尚之
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