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- ローアマから10年… 今季“16試合予選落ち”の永井花奈がルーティンを見直し復調へ 3アンダー4位の好発進
「日本女子オープン」初日。ツアー1勝の永井花奈(ながい・かな)が「69」でプレー。3アンダー4位タイと好発進した。
2014年大会でローアマに輝いている
◆国内女子プロゴルフ メジャー第3戦
日本女子オープンゴルフ選手権 9月26~29日 大利根カントリークラブ西コース(茨城県) 6845ヤード・パー72
ツアー1勝の永井花奈が4バーディー、1ボギーの「69」でプレー。3アンダー4位タイと好発進した。練習ラウンドでコースをチェックし、「アンダーで回れれば良いかなって思っていて、パーを重ねていけば勝手に順位が上がっていく」という算段でインコースの10番からスタート。13番でバーディーを先行し、15番をボギーとしたが、折り返した後に波に乗った。
5番パー5で63ヤードの3打目を1メートルにつけてバーディー。421ヤードと距離の長いパー4では、194ヤードの2打目を5番ウッドで4メートルにつけてバーディーを奪い「イーグルを獲ったくらいうれしいですね。2打くらい得した気がします」と振り返った。続く8番パー4では10メートルのスライスラインを読み切ってさらに一つ伸ばした。
「今日はショットが安定していたのと、やっぱり(ティーショットが)フェアウェイに行っていたのが一番良かった」と好スコアの要因を分析した。この日、ティーショットがラフに入ったのはボギーを叩いた15番と、18番の2ホールだけ。18番ではラフから残り50ヤードまで運び、3打目をピンに寄せてパーセーブした。
今季は28試合に出場し、16試合で予選落ち(内1試合は棄権)、トップ10入りは36ホールの競技短縮となった「ゴルフ5レディス」での8位タイ一回のみ。年間レースのメルセデス・ランキングも88位と苦しい戦いが続いてた。「練習場では良いのに、コースに行くとあんまり良くなくて、パットは全然ラインに乗らなくてって感じだった」。
3週前のメジャー「日本女子プロ」の後に、以前のコーチのアドバイスで「バラバラになっていた」というルーティーンを見直し復調のきっかけをつかんだ。特にパットでは「構えてから止まっちゃって長くなっていた」といい、「自分がやりやすいやつじゃなくて、自分が良かった時のルーティンを真似てやるように」した結果、この日は28パットにまとまった。
さらにショットもかみ合い、「もっと苦しいゴルフになると思っていたんですけど、 思いのほかショットもまっすぐ行ってくれたので、 結構ストレスが少ないゴルフになったのは良かった」と、満足のいく結果となった。
2014年にはローアマに輝いている大会。当時、高校2年生の17歳だった永井は、アマチュアながら並み居るプロ選手たちを押しのけ堂々の3位で終えている。プロとしての優勝を考えているか問われると、「あんまり考えてないんですけど、ラフが長かったり、スコアが出ないセッティングが最近少ないので、そこはある意味チャンス。みんな平等なのかなって思うので頑張りたい」と、謙虚に意気込んだ。
永井 花奈(ながい・かな)
1997年6月16日生まれ、東京都出身。6歳から競技を始める。2014年から日本ゴルフ協会のナショナルチームメンバーとして活躍し、同年「日本女子オープン」でアマチュアながら3位に入った。15年末には米ツアーの予選会を受験。16年1月にプロ宣言して米ツアー「ISPSハンダ オーストラリア女子オープン」でデビューした。16年のプロテストにトップ合格。17年「樋口久子 三菱電機レディス」は最終日が降雨による中止となり、畑岡奈紗らを1打上回ってプロ初優勝を飾った。
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