山下美夢有は「73」と失速… 今季初Vならず「耐えるゴルフができなかった」

　各地区予選を突破した選手を含む120人（アマチュア38人）が出場したメジャー第3戦「日本女子オープンゴルフ選手権」は竹田麗央が優勝した。

　最終日最終組。通算8アンダーで竹田麗央と並び首位から出た山下美夢有は、3バーディー、4ボギーの「73」とスコアを落とし、通算7アンダー3位と、またもや今季初優勝を逃した。

　ことし6月の米メジャー「全米女子プロ」で2位タイに入っている山下は、今季の国内ツアーでは未勝利で、7度の2位を記録していた。

　この日は、バーディーの後にボギーがくる歯がゆい展開で、前半をトゥデイイーブンで折り返すと、10番では3パットのボギーを喫した。14番でバーディーを奪った直後の15番で2打目をグリーンオーバー。ラフから寄せきれずボギーを喫し、竹田との差は3打に開き、難しい上がり3ホールで差を詰めることはできなかった。

「ショートゲームと、バーディーを獲って耐えるゴルフができなかったというところが、もったいなかった」と悔しそうに振り返った。

「今日も攻めのゴルフはしていたんですけど、なかなかチャンスにつく回数も少なかったですし、ショートゲームもあまり良くなかったので、その辺でスコア作りができなかった」と、2年連続の年間女王は言葉少なにクラブハウスを後にした。