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「まさか一緒に受けるとは」 姉・優利の参戦に吉田鈴は驚きの表情 前日は共に練習も「アドバイスは特になかった(笑)」
来季の国内女子ツアー出場権をかけたQTファイナルステージが26日に開幕。今年のプロテストに合格した吉田鈴(よしだ・りん)が、4バーディー、2ボギーの「70」でプレー。2アンダーの14位タイとまずまずの滑り出しを見せた。
「攻めの姿勢は忘れないように」
◆国内女子プロゴルフ
QTファイナルステージ 11月26~29日 葛城ゴルフ倶楽部 宇刈コース(静岡県) 6454ヤード・パー72
26日から4日間の日程で行われる来季の国内女子ツアー出場権をかけたQTファイナルステージ。
第1ラウンドが終了し、今年のプロテストに合格した吉田鈴が14位タイ発進。並みいる実力者たちが顔をそろえる中で、ルーキーイヤーでのレギュラーツアー参戦に一歩前進した。
来季前半戦(第1回リランキングまで)の出場権獲得のためには、35位前後がボーダーラインに。
それだけに初日からスコアを伸ばして上位につけたいところだが、インスタートのこの日は10番パー5でいきなりボギー。3パットを要してスコアを落とす苦しいスタートとなった。
しかし、「いい感じで集中できていました」と人生最大の“山場”でもあったプロテストをくぐり抜けたことで、この日は緊張もなくスタートのボギーで心が乱れることはなかったという。
その言葉通り、13番で5メートルのスライスラインを沈めてバーディーとすると、15、17番でもバーディーを奪取。後半こそバーディーとボギーが1つずつでスコアを伸ばせなかったものの、終わってみれば「70」の2アンダー。「合格点のゴルフです」と納得の表情を浮かべた。
また、今回のファイナルQTには姉の優利も参戦。前日は練習ラウンドを共に回ったというが、「アドバイスは特になかったかもしれない」と苦笑い。「まさか一緒に受けるとは思わなかった」と驚きを隠せないようだったが、オフの日は2人で出掛けることもあるくらい仲むつまじい関係性であるだけに、心強い存在となっているはず。
4日間の目標を“20位以内”と掲げている鈴。「明日も引き続きアンダーパーで。攻めの姿勢は忘れないようにしたい」と、見据えているのはさらなる上位でのQT突破だ。
吉田 鈴(よしだ・りん)
2004年2月21日生まれ、千葉県出身。姉・優利の影響でゴルフを始め、アマチュアでの主な戦績は21年日本女子アマ4位タイなど。22年、23年とオーガスタナショナル女子アマに出場。22年は日本勢で唯一予選を通過し、オーガスタナショナルGCでの決勝ラウンドを戦って20位の成績を残す。4回目の挑戦となった24年のプロテストで、見事合格を勝ち取った。
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