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【米女子ツアー最終予選】日本勢で原英莉花だけが最終日に進めず 岩井千怜、山下美夢有は怒涛のバーディーラッシュでワン・ツー
「LPGA Qシリーズ・ファイナル」(最終予選会)の第4ラウンドが行われ、日本勢が上位争いを繰り広げている。
山下美夢有は怒涛の6連続バーディー見せる
◆米国女子プロゴルフ
Qシリーズ・ファイナル(米女子ツアー最終予選会) 12月5~9日 マグノリアグローブGC(アラバマ州)クロッシングズC(パー72)、フォールズC(パー71)
来季の米女子ツアーに向けて、日本勢が力を見せつけている。7人の日本勢が挑戦している「LPGA Qシリーズ・ファイナル」(最終予選会)。第4ラウンドは、現地時間8日、アラバマ州マグノリアグローブGCのクロッシングズC(CC)、フォールズC(FC)で行われた。
岩井千怜(CC)が通算20アンダー単独首位に立ち、1打差2位で山下美夢有(CC)が追走。通算14アンダー7位タイに岩井明愛(CC)、13アンダー9位に吉田優利(CC)と続く。来季のツアーカードが得られる25位以内にもう一人、4アンダー25位タイの馬場咲希(CC)もいる。
99人が出場し、最終日に進めるのは4日間の65位タイまで。山口すず夏(FC)はイーブンパー51位タイで巻き返しのチャンスを残している。原英莉花(FC)だけが、通算3アンダー6オーバー67位タイで、1打及ばず最終日に進めなかった。
10バーディーの猛攻で首位に立った岩井千怜は笑顔でホールアウトした。「前半で4つ取れてリズムがいいまま後半に行けて。このコースは特に流れを大事にしないと崩れていってしまうので、丁寧にやりました。明日も気を抜かずに楽しんで集中したいと思います」。終始、プレーを楽しむスタイルを貫き、トップ通過を狙っている。
1番で5メートルを決めてスタートした山下は、ここから怒涛の6連続バーディー。ピタピタとピンに寄るショットと、正確なパットで2位をキープした。「今日はショットもよくて、1~2メートルのバーディーパットが決まってくれた。落ち着いて自分のプレーをすることを心がけていた。コースと楽しみながらラウンドできました。明日は雨予報ですけどしっかり落ち着いていいラウンドできたら」と静かな闘志を見せている。
「スコアというより自分のプレーに集中すること」を心がけた岩井明愛は、10バーディー、1ボギーで通算14アンダー7位タイ。吉田優利は7番の第2打を直接カップインさせるイーグルなどで通算13アンダー9位にいる。
昨年に続くQシリーズ挑戦の馬場は、4アンダー25位タイとギリギリのポジション。ギリギリでのカード獲得では、出場できる試合が少ないことも分かっている。今季は下部のエプソンツアーで戦った経験もあり「伸ばさなければ(上位に)入れないと思うので、しっかりアンダーを出していきたい」と気合いを入れなおした。
原は初日の出遅れが響いた。この日はフォールズCの10番からスタートして11番、13番でバーディー。好スタートを切ったが、14番のダブルボギーで帳消しにしてしまう。
それでもあきらめず3番、5番のボギーで巻き返したが、通算3オーバー。1打足りずに最終日に進めなかった。
「出だしいい流れでスタートできたんですけど、ダブルボギーをまた打ってしまい、流れを一気に止めてしまったのかな」と淡々と口にする。4日間で5つのダブルボギーを打ってはリカバリーしきれなかった。
昨年は2次で失格。今年は2次からファイナルに進んだものの最終日に進めずと、目標とする米ツアーでのプレーにはなかなかたどり着けない。それでも、あきらめることはない。「(米ツアーへの思いは)さらに強くなりました」という言葉でリベンジを誓った。
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