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- 「どうせ見つからないのに…」それでも同伴者のボール探しを手伝うべき理由
同伴者のボールが林や茂みに入った場合、一緒に探す義務はありません。しかしプレーファストの観点から協力は大切です。暫定球の活用や探し方の工夫など、スムーズなラウンドにつながる対応を解説します。
反射的に探しに行く前に暫定球のアドバイスを
ゴルファーなら誰しもナイスショットを連発したいものですが、実際にはミスショットの方が圧倒的に多いのが現実です。
特に打球を大きく曲げて林や茂みに打ち込んでしまった場合、OBやロストボールになっていないかを確認するため、落下地点と思われる場所まで探しに行くことになります。
一方、自分ではなく同伴者の打球が林へ飛んでいった時、「面倒なことになったな」と感じる人もいるかもしれません。そんな時、一緒にボールを探さなければならないのでしょうか。
ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は、次のように話します。

「ルール上、同伴者のボール探しに参加する義務はありません。あくまでも任意であり、周囲の善意による行動です。
ただし、ゴルファーとして大切な『プレーファスト』の意識を共有し、ラウンドをスムーズに進行させるためには、積極的にボール探しを手伝うことが望ましいでしょう。
ゴルフは個人競技ですが、円滑な進行のためには時に協力も必要です」
とはいえ、一緒に探しても結局OBや池だったり、3分以内に見つからなかったりするケースも少なくありません。
そうなれば全員の労力が無駄になるだけでなく、貴重な時間も失われます。後続組の進行に影響を及ぼす可能性もあるでしょう。
そのため、まずは林に打ち込んだプレーヤーに暫定球を打つよう勧めることが大切です。そうすることで、万が一ボールが見つからなかった場合でもスムーズにプレーを再開できます。
かつてはキャディーが打球の落下地点をある程度把握し、素早く案内してくれることが一般的でした。しかし現在はセルフプレーが主流となり、ボールの行方を最後まで確認できないケースも増えています。そのため、ボール探しは以前より難しくなっているのが実情です。
探す前に自分たちが打っておいた方がいいことも
では、同伴者のボールが林に入った際、ほかに意識したいポイントはあるのでしょうか。
飯島氏は次のように話します。
「同伴者が林に打ち込むたびに全員が探しに向かうと、数十ヤードから100ヤード近い往復移動が発生し、体力も時間も消耗してしまいます。さらに次のショットも林へ行けば、プレー進行は大きく滞ります。
だからこそ、まずは暫定球を打つよう促し、4人全員のボール位置がおおよそ把握できた段階で本球を探しに行くのが合理的です」
また、自分がすぐにプレーできる状況であれば、「レディーゴルフ」の考え方に基づいて先にショットを済ませ、その後にボール探しへ加わるのも有効な方法です。
一方で、落下地点が明らかな崖地などで、本球が残っている可能性が極めて低い場合は、制限時間いっぱいまで探し続けるのではなく、暫定球でプレーを再開するよう助言することも必要でしょう。
仮に崖下などで本球が見つかったとしても、捜索開始から3分を過ぎた時点でそのボールはインプレーではなくなります。
打ち込んだ本人は「まだ見つかるかもしれない」と期待したくなるものですが、時には早めに見切りをつけることもプレーファストにつながります。
同伴者が林や茂みに打ち込んだ際は、決して他人事と考えず、ボール探しだけでなく、暫定球の提案やプレー進行への配慮など、さまざまな形でプレー再開をサポートしてあげることが大切です。
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