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PGAツアーの少数精鋭化に“上級”選手は好意的も“その他大勢”の選手から噴出する不安と不満 「あっという間に“B”に転落する」
11月に2026年シーズンから実施されるPGAツアーのフィールド縮小策が正式発表された。これに対し、トップ選手からは概ね好意的な意見が寄せられているが、そうでない選手からは不安や不満が噴出している。
「この5年間、決めごとが2年以上続いたことがほとんどない」
43歳のベテラン米国人選手、ブラント・スネデカーの意見は、鋭く的を射ていて圧巻である。
「04年にプロ転向して以来、この4~5年ほどPGAツアーで多くのチェンジを経験したことはない」
スネデカーいわく、「シード選手が125名から100名に減らされることや、試合に出場できる人数が減らされて、フィールドが縮小化されること自体は、競争レベルがアップするわけだから、僕はそこには基本的には賛成だ。でもPGAツアーは、そうやって何かをチェンジさせることで、結果的に何が失われるのかを考えていない。たとえば……」。
そう前置きした上で、スネデカーはトッププレーヤーだけに出場が限定されるシグネチャーイベントに言及した。
「シグネチャーイベントが創設されたとき、少数精鋭のシグネチャーイベントを行えば、TV中継の視聴率が格段にアップするのだと言われていた。しかし、実際には、視聴率はほとんど変わっていないんだ」
PGAツアーは風呂敷を広げるばかりで、中身も結果も伴っていないと指摘したスネデカーからは、こんな指摘もされた。
「PGAツアーの柱になるべきは、ファンを楽しませること、試合開催地の地元コミュニティーに貢献すること、そしてツアープロたちの仕事の場と機会を維持確保することだ。それらがPGAツアーのコアの部分のはずだが、昨今はそこから離れ、ビジネスに走っている。何より納得できないのは、マンデー予選の枠を縮小・廃止するという決定だ。マンデー予選には夢があり、ドラマがあるはずだし、地元コミュニティーを盛り上げることにもつながるはずなのに、なぜそれを縮小あるいは廃止しなければならないのか?」
そして、スネデカーの締め括りの言葉が、何より圧巻だった。
「この5年間、一つの決めごとが2年以上続いたことがほとんどない。多すぎるチェンジはファンの消化不良を引き起こす。生焼けのアイデアは、ちゃんと焼けるまでオーブンから出してはならない!」
PGAツアーは、リブゴルフを支援するサウジアラビアの政府系ファンド「PIF(パブリック・インベストメント・ファンド)」をはじめとする外部との交渉が遅々として進まず、問題山積だが、内部の統率においても問題山積で、不協和音ばかりが聞こえてくる。
文・舩越園子
ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学客員教授。東京都出身。百貨店、広告代理店に勤務後、1989年にフリーライターとして独立。1993年に渡米。在米ゴルフジャーナリストとして25年間、現地で取材を続け、日本の数多くのメディアから記事やコラムを発信し続けてきた。2019年から拠点を日本へ移し、執筆活動のほか、講演やTV・ラジオにも活躍の場を広げている。
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