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- “クリスマス婚”の堀琴音が初めて語った新婚生活と3勝目への覚悟 「結婚しても何も変わらない」
昨年12月25日のクリスマスに自身のインスタグラムで結婚したことを報告し、関係者やファンを驚かせた堀琴音(ほり・ことね)。今季に懸ける思いと結婚生活についても聞いた。
勝てずに悔しい気持ちが強かった2024年
国内ツアー通算2勝の堀琴音が昨年12月25日のクリスマスに自身のインスタグラムで結婚したことを報告し、関係者やファンを驚かせた。昨季は優勝こそなかったが、メルセデス・ランキング27位でシード復帰。今季に賭ける思いと結婚生活についても聞いた。

――昨季は「資生堂レディス」「NEC軽井沢72」で2位に入るなど、優勝争いもしてシード復帰しました。どんな1年でしたか?
前の年が悪かったのもあり、正直シーズンが始まるときはまったく自信なかったたんです。本当に自分にとっては大事なシーズンで気合いは入っていたけれど、少し不安はありました。でも、夏場くらいから少しずつ良くなり、もう1回優勝争いしたことが自信になったシーズンでした。
――良くなったきっかけがあった?
去年の「アース・モンダミンカップ」は最終日が予備日の月曜日決着でした。スコアは悪かったのですが自分の中でつかんだものがあって、心のなかでは「これはもしかしたら」という感じで、曲がって悩んでいたショットが少しずつ良くなってきて、ここでのフィーリングが良かったんです。その翌週は(2位になった)資生堂レディスだったので、やっぱり間違いじゃなかったんだなと思いました。資生堂レディスでは結果的に負けてしまったのですが、最後の最後まで優勝争いできたことはものすごく自信になりました。
――昨季のフェアウェイキープ率は5位と確かに安定しています。
2023年はドライバーが一番悩んでいたんです。曲がるというかスライスが大きくなってしまって。そうなるとアイアンのタテ距離も合わなくなる。それで悩んでいたのを考えると、自信を持って振れているのはすごく大きいです。
――優勝できなかったのは悔しいシーズンでしたが、より勝ちたい気持ちは大きくなったんじゃないでしょうか?
ツアーで2回優勝できて、生きていく中でこれ以上の喜びってないんだろうなっていうくらいうれしかったんですよ。そうなると何回も勝ちたいし、3回目も味わいたいという気持ちがあります。昨年はそれ(優勝)が見えたシーズンだったので、シーズンが終わってみると悔しい気持ちが大きいですね。
結婚の日をクリスマスに決めたのは1カ月前
――それと驚いたのは12月25日のクリスマスに結婚を発表したことですが、突然で驚きました。
やっぱりその話ですよね(笑)。「まさかあのこっちゃんが結婚!?」みたいな感じだったと思います。「結婚できるの?」みたいな(笑)。そんな反応が多かった感じです。
――周囲にはあまり話していなかったのでしょうか。両親に伝えたときはどんな反応でしたか?
親しい人たちには言ってました。やっぱりプロゴルファーって会社員とは違って普通の職業じゃなく土日が休みでもないので、そんな中で結婚してくれる人がいて良かったなって言ってました。
楽天市場で購入した「結婚しました。」のTシャツ

――インスタグラムでは「結婚しました。」のTシャツを着ての発表でしたが、あれは自分で考えたのですか?
結婚のタイミングで、ウエディングフォトを撮ってそれを載せたり、夫婦で指輪しているところを載せたりしていますよね。でもそれもどうかな、自分らしくないなと思っていたんです。旦那さんはSNSもしていないし、絶対に写真はNGというので、考えた結果、あのTシャツになりました。楽天市場で探して買いました(笑)。
――夫は同い年の29歳で会社員の一般男性。21年からお付き合いされてのゴールインですが、どんな方で、どんなところに引かれたのでしょうか?
まったくゴルフをしたことがなくて、付き合い始めてクラブを握ったくらいです。スコアは130くらい。関東でトーナメントがあるときはたまに見にきていましたね。すごく優しいです。
「夫はポジティブ、ゴルフの話はほぼしない」
――シーズン中はほぼ家にいない“プロゴルファー”という職業に理解のある方?
その部分はすごく大きいです。ゴルフをするにあたって、応援はしてくれないと続けていくのは難しいですから。旦那さんは「せっかくプロになったのだから頑張りなよ。自分がこれ以上もういいっていうところまでやってみたら」と言ってくれた時に、あ、この人と結婚しようと思いました。すごくポジティブな方です。
――調子が悪かったり、つらいときなど支えられた部分もあったのでしょうか?
私が22年にツアー2勝目したときもお付き合いはしていたのですが、23年はシードを落としてすごくゴルフの調子の差が激しかったんですね。ドライバーも飛ばない、パターも入らないし現実を受け入れたくないような精神状態だったのですが、旦那さんは当時から何も変わらずフラットに接してくれていましたね。今も家に帰ってもゴルフのことはあんまり分からないし、ゴルフの話もしないので、それは良かったかなって思います。
――新婚生活は始まったばかりですが、家事などはどうしていますか?
私が1月に合宿に2週間くらい行って家にいなかったんです。そういう時は旦那さんが作っていますが、私も料理は一通りの範囲内でやっていますよ。
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