- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- トランプ氏こそゴルフ界の救世主!? 大統領とPGAツアー会長が同意したという「ワンツアーがゴール」の真意とは?
トランプ氏こそゴルフ界の救世主!? 大統領とPGAツアー会長が同意したという「ワンツアーがゴール」の真意とは?
PGAツアーのジェイ・モナハン会長は、2月上旬に選手理事の1人であるアダム・スコットを伴ってドナルド・トランプ大統領とミーティングを行なったことを発表した。果たしてどんな内容が話し合われたのだろうか。
「大統領がどれほどゴルフに情熱を抱いているかご存じだろう」
PGAツアーのシグネチャーイベントの1つであり、タイガー・ウッズがホストを務める大会でもある「ジェネシス招待」は、ロサンゼルス近郊の山火事被害の影響を受け、戦いの舞台を本来のリビエラCCからサンディエゴ郊外のトーリーパインズに移しての開催となった。

その開幕前、トーリーパインズで米メディアと向き合ったPGAツアーのジェイ・モナハン会長は「この2年ほどの中で、最も笑顔を輝かせ、喜々としていた」とは、その場に居あわせた米国人記者の感想だった。
モナハン会長は2月上旬にPGAツアーの選手理事の1人であるアダム・スコットを伴って、ドナルド・トランプ大統領とミーティングを行なったことを発表。
そして、リブゴルフを経済的にサポートしているサウジアラビアの政府系ファンド「PIF(パブリック・インベストメント・ファンド)」との交渉がなかなかまとまらない現状をどう前進させるかという懸案事項に関し、自信たっぷりの様子で、こう語ったという。
「とても生産的な訪問になった。トランプ大統領がどれほどゴルフに情熱を抱いているか。それはメディアの方々なら、すでにご存じのことだろう」
そう前置きした上で、モナハン会長はトランプ大統領との会合の内容の一部をこう明かしたそうだ。
「トランプ大統領が『ゴルフ界が目指すべきゴール』と公言したものをどうしたら実現できるのかを、お互いに向き合って話したいとトランプ大統領に伝えた。そして、『ワンツアー』の下でゴルフというゲームがオペレートされることこそがゴールであることを確認し合うことができ、とても生産的な会話になった。…(中略)…(PIFとの)交渉をまとめる上で大きく前進できた。まだまだ、やるべきことは山積しているが、私が今、熱狂的と言えるほど前向きになっていることを、みなさんにも感じ取っていただきたい」
興奮気味のモナハン会長は驚くほど饒舌だった。
新たな1つの指揮系統の下で2つのツアーが存在していく!?
「ワンツアー」の下でゴルフというゲームがオペレートされることこそが、トランプ大統領がそもそも望んでいることだとモナハン会長は言った。
それはPGAツアーとリブゴルフという別々に存在している2つのツアーが仲良く手を組むことを意味しているのだと思われる。しかし、一口に「手を組む」と言われても、そのままうなずけるほど単純な話ではないからこそ、ゴルフ界は揺れ続けている。
2022年から始動したリブゴルフは、当初は「何年もつか?」と先行きが危ぶまれ、「選手たちはランキングもレベルも低迷していく一方だ」「リブゴルフは、いつ消滅する?」などと好奇の目を向けられてきた。
しかし、今年で早4シーズン目を迎えたリブゴルフはむしろ勢いを増している感があり、ゴルフ界における立場や存在感は年々向上していると言っても過言ではない。
今年1月にリブゴルフのCEOは初代のグレッグ・ノーマンから敏腕ビジネスマンであるスコット・オニールに引き継がれたばかりだ。
米スポーツイラストレイテッドによると、トランプ大統領とモナハン会長が初会合を開いたことを知らされたオニールCEOは「ずっと閉じられた状態にあるリブゴルフ選手のためのチャンスの扉をフェアに開いてほしい。『ワンツアー』の下でフェアにプレーできる機会を保証してほしい」と語ったという。
すでに、「ワンツアー」という言葉が広がり始めている様子だが、その「ワンツアー」は「具体的には何を意味しているのか?」と米メディアから問われたモナハン会長は「reunification(再統合、再統一)」と答えたそうだ。
だが、その言葉より、まず注目すべきは「ワンツアー」の前に「under(アンダー)」という前置詞が付けられ、「アンダー・ワンツアー」とされている点だと私は思う。
PGAツアーとリブゴルフが合体する形で、1つの巨大なツアー組織を作り出すことは、両ツアーの事情や選手たちの感情を考えると調整はきわめて複雑で難しくなる。
だが、「アンダー・ワンツアー」、つまり「ワンツアー」の下でゴルフ界がオペレートされるということであれば、1つのツアー組織(ワンツアー)の指揮の下でPGAツアーとリブゴルフがそれぞれに存在し、運営されていくことを示す。2つのツアーが1つになるのではなく、新たな1つの指揮系統の下で2つのツアーが存在していくということ。
振り返れば、トランプ氏は大統領選に臨んでいた段階から、自分が大統領になったらPGAツアーとリブゴルフの統合交渉を「15分で解決できる」と豪語していた。
そして、さすがに15分では解決されてはいないものの、どの分野でも我が道を突き進みつつあるトランプ大統領に寄せるモナハン会長の信頼度は、どこまでも上昇している様子である。
最新の記事
pick up
ranking











