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- “開幕前哨戦”で3打差V! 櫻井心那のおしりフリフリ始動はどんな意味がある?
多くのツアープロのコーチとして活躍している石井忍氏が、“ここはスゴイ”と思った選手やプレーを独自の視点で分析します。今回注目したのは、「マイナビチャレンジマッチTHE Heroines2025」で優勝した櫻井心那です。
スイングよりも構え方を大切にしている印象
2月12日に沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部で「マイナビチャレンジマッチTHE Heroines2025」が開催されました。この大会は、JLPGAのレギュラーツアー出場選手、ステップアップツアー出場選手、そしてプロテスト合格を目指す「マイナビネクストヒロインゴルフツアー」の上位選手と予選会を通過した選手が参加。
昨年のレギュラーツアーで優勝した天本ハルカ選手や新垣比菜選手、山内日菜子選手をはじめ、国内女子ツアー優勝経験のある尾関彩美悠選手、若林舞衣子選手、蛭田みな美選手、櫻井心那選手、岡山絵里選手、川岸史果選手らも出場しました。

優勝したのは国内女子ツアー通算4勝の櫻井選手です。6バーディー、1ボギーの「67」をマークし、5アンダーでフィニッシュ。2位に3打差をつける圧勝劇で大会を制しました。今大会の舞台だった琉球ゴルフ倶楽部は、3月6日から始まる国内女子ツアー開幕戦の開催コースでもあります。昨シーズンは未勝利に終わった櫻井選手ですが、今シーズンの活躍を予感させるプレーぶりでした。
さて、そんな櫻井選手のプレーを見ていて感じたのは、「良いアドレス」をしているということです。スイングよりも構え方を大切にしながらプレーしていたような印象さえ受けました。
良いアドレスとは、どんな球を打とうとしているのか、見ている側にも伝わる構え方のことです。例えば、低い球を打ちたい時は重心を下げて左サイドに体重を乗せる、高い球を打ちたい時は目線を上げるなど、櫻井選手は意図を明確にして構えていました。
また、プレー後に本人に話を聞いてみると、「フェースに乗せて押し込むようなインパクトを心がけていました」とのことです。櫻井選手は、このインパクトのイメージもアドレスと始動の段階でつくっていました。具体的には、おしりを揺らして左サイドに圧をかけるような仕草を入れてからテークバックに移行する動きです。
体全体で球を押し込むイメージを出してから始動
大きく分類すれば「フォワードプレス」といえるかもしれませんが、一般的なフォワードプレスは手元を飛球線方向に出してからスイング始動する動きですよね。しかし、櫻井選手の場合は体全体で球を押し込むイメージを出してから始動していました。
手元を飛球線方向に動かすフォワードプレスは、スイングのきっかけづくりに有効です。しかし、あおり打ちの傾向がある人などが取り入れると、体が右に傾き、ヘッドが下から入る動きを助長してしまうことがあります。球がつかまらずに悩んでいる人は、櫻井選手のようにおしりを動かしながら体全体で球を押す動きを入れてみてください。
腕と体が同調して理想の形でインパクトを迎えやすくなるはずです。風が強い時や左右に曲げたくない時にも有効な始動方法なので、ぜひ試してみてください。
櫻井 心那(さくらい・ここな)
2004年生まれ、長崎県出身。2021年のプロテストに一発合格。翌年は下部ツアーでプロ初勝利を含む年間5勝をマークして賞金女王に輝いた。23年は「資生堂レディス」でレギュラーツアー初勝利。同年は「楽天スーパーレディース」「ゴルフ5レディス」「富士通レディース」でも優勝し、年間4勝でメルセデス・ランキング5位と躍進した。ニトリ所属。
【解説】石井 忍(いしい・しのぶ)
1974年生まれ、千葉県出身。日本大学ゴルフ部を経て1998年プロ転向。その後、コーチとして手腕を発揮し、多くの男女ツアープロを指導。「エースゴルフクラブ」を主宰し、アマチュアにもレッスンを行う。
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