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やる気はあるけど“先立つもの”が…!? 日本勢が大挙参戦する米女子ツアーが“リブゴルフと接近”する事情
今季、日本勢が10人以上の一大勢力となった米女子LPGAツアー。早速、竹田麗央や岩井明愛が好成績を残しているが、上層部がリブゴルフと接近しているという気になるニュースが飛び込んできた。
「女子ゴルフ界のためになるのならリブゴルフとも…」
「リブゴルフが女子ゴルフ界への参入を目論んでいる」という話が飛び込んできた。
PGAツアーとの統合交渉がなかなかまとまらず時間ばかりが流れている昨今、そんな膠着状態に業を煮やしたリブゴルフが視線を女子ゴルフ界に向けたと思われるかもしれないが、両者が歩み寄る動きの「源流」は、すでに3年ほど前から沸き上がっていた様子。ただ、ここへ来て、その動きが顕著になったため、「急接近しているように見える」というのが、コトの真相のようだ。

今年1月にグレッグ・ノーマンCEOと入れ替わる形でリブゴルフの新たなリーダーとなったスコット・オニール新CEOは、2月14日から16日に開催されたリブゴルフのオーストラリア戦の際、現地でオーストラリアン・ゴルフダイジェスト誌のインタビューに応え、米女子ゴルフ界への参入の意向と可能性を熱っぽく語ったという。
「LPGAのリズ・ムーア臨時会長と言葉を交わす機会を得た。彼女は(リブゴルフの)4月のマイアミ戦の際、現地を訪ねてくれることになっている。私たちリブゴルフが女子ゴルフにどのように貢献することができるのかを話し合うつもりだ。リブゴルフのことを紹介し、そのシステムがLPGAにどう生かせるかも話し合いたい」
ここだけを聞いていると、あたかもリブゴルフの新しいリーダーとなったオニールCEOと、暫定的とはいえ、米LPGAの舵取り役を担っているムーア臨時会長が意気投合して初会合の日時と場所を早々にセッティングしたかのように見える。
しかし、今年1月に辞任した米LPGAのモリー・マクー・サマーン前会長は、2022年ごろから、すでにサウジアラビアのゴルフに興味を示し、「女子ゴルフ界のためになるのなら、リブゴルフや(リブゴルフをサポートしているサウジアラビアの政府系ファンドの)PIFと会話する機会を持ちたい」と常々語っていたという。
「でも、その前に選手やスポンサー企業の意向を確認することが望ましい。リブゴルフとのビジネスは、いろいろな要素が絡んでくるはずだから」
リブゴルフのノーマン前CEOも「私は以前からLPGAやLET(欧州女子ツアー)のプレーヤーたちと個人的にディスカッションを重ねている」と明かし、リブゴルフと女子ゴルフ界が数年前から交流や交渉を持ち始めていたことを示唆した。
そして、実際、LETにはPIFやサウジアラビアのオイルカンパニーであるアラムコがスポンサードしている大会がすでにいくつもある。
たとえば、今年2月に開催された「PIFサウジレディスインターナショナル」の試合会場は、今季のリブゴルフのキックオフ戦が行われたサウジアラビアのリヤドGCで、そんなところにもリブゴルフと女子ゴルフ界にすでに接点があることがうかがわれる。
スロープレーを改善するために大胆な改革を断行
前述した通り、米LPGAのサマーン前会長は今年1月に突然辞意を表明し、現在は後任探しが行なわれている真っ只中だ。
しかし、それはそれとして、米LPGAの25年シーズンはムーア臨時会長の指揮の下でキックオフし、正式な会長が不在とはいえ、新たな施策を打ち出すなどアクティブな姿勢を見せている。
たとえば、ペース・オブ・プレーの改善、いわゆるスロープレーを改善するために、1打の持ち時間である40秒をオーバーした場合のペナルティーの課し方を強化する独自の対策を発表したことは、ムーア体制下での初の大仕事として注目されている。
40秒を1~5秒オーバーした場合は罰金、6~15秒オーバーなら1罰打、16秒以上オーバーなら2罰打。選手たちからは「きわめて厳しいものの、ゴルフのためにはとても良いこと」などと評価されている。
さらに米LPGAは26年の出場資格を競い合うQシリーズの実施方法をやや変更することも発表。プレクォリファイング(旧ファーストステージ)の開催場所をカリフォルニア、フロリダ、テキサスの全米3カ所に変え、カリフォルニアの数コースの合間を右往左往していた煩雑さを取り除いたことで、選手の利便性は格段に向上したはずである。
開催時期も従来の8月から9月にずらし、10月のクォリファイング(旧セカンドステージ)の時期に近づけることで選手たちの負担を軽減。
そんなふうに米LPGAは、長年の伝統や慣習でさえ必要となればきっぱり変更し、さまざまな面で積極的に取り組む姿勢を見せ続けている。
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