- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- スロープレーに大甘のPGAツアーがようやく“重い腰”!? 罰打の導入でメジャーにも女子にもアマにも後れをとる現状は変わる?
スロープレーに大甘のPGAツアーがようやく“重い腰”!? 罰打の導入でメジャーにも女子にもアマにも後れをとる現状は変わる?
PGAツアーのフラッグシップ大会「プレーヤーズ選手権」で、ジェイ・モナハン会長はスロープレーに対する強硬策に着手すると宣言した。今までが“大甘”と批判されてきただけに、選手からもメディアからも歓迎する声は多いが……。
シード選手を減らすより優先事項だったのでは?
しかし、そんなPGAツアーも、そろそろ姿勢を転換させるべき時期が来たと悟ったのではないだろうか。
というのも、日本勢が13名も参戦している米LPGAは、今年2月にスロープレー撲滅に向けて独自のペナルティー強化策を打ち出し、規定の40秒を1~5秒オーバーした場合は罰金、6~15秒オーバーした場合は1罰打、16秒以上オーバーした場合は2罰打とする新規定を高らかに発表した。
40秒を何秒オーバーしたかという秒数に応じてペナルティーが細かく規定され、しかも、オーバーした秒数が「1~5秒」「6~15秒」「16秒以上」と、きわめて短い秒数で規定されているところは実に斬新。選手からも関係者からも高く評価されている。
一方、PGAツアーでは、今年1月のファーマーズインシュランスオープン最終日に最終組のラウンドが5時間を超えるなど、スロープレーぶりが激化。「最終組の選手のせいではなく、全体のペースがあまりにも遅すぎる」と、TV中継でレポーターを務めていたドッティ・ペッパーが、あからさまに批判していた。
この大会に限らず、PGAツアーでは悪天候による中断がなかったときでさえ、全選手が18ホールを終えることができずに日没順延、不規則進行になるケースが実に多い。
そうなってしまうと、選手やキャディーはもちろんのこと、中継を行なうTV局も大会関係者もメディアも、みな疲弊し、何よりファンの興味関心が低下してしまう。
モナハン会長は「罰打を課すことにしたのは、ファンの声に真摯に耳を傾け、選手理事や選手会と話し合った結果だ」と語ったが、「ファンの声」を理由に重要事項を決定したと会長が明言したことは、きわめて珍しく、おそらくはPGAツアーの人気低迷やTV中継の視聴率低下を意識し、ファンの声の重要性を再認識させられたということなのではないだろうか。
PGAツアーは、日没サスペンデッドを避け、試合進行をスムーズにする目的で、2026年からはシード選手を125名から100名に減らすなどの少数化施策をすでに決めている。
だが、本来は、少数化を図る前にスロープレーに対する罰打を課すことを決めるべきだったと思えてならない。
まん延しているスロープレーを罰打を課すことで改善できれば、シード選手を減らす必要性はなくなるわけで、決定の順番が後先になってしまった感は否めない。
しかし、PGAツアーによるスロープレー対策がこれから厳格化されていく見通しが立ったことは、きわめて大きな前進である。
文・舩越園子
ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学客員教授。東京都出身。百貨店、広告代理店に勤務後、1989年にフリーライターとして独立。1993年に渡米。在米ゴルフジャーナリストとして25年間、現地で取材を続け、日本の数多くのメディアから記事やコラムを発信し続けてきた。2019年から拠点を日本へ移し、執筆活動のほか、講演やTV・ラジオにも活躍の場を広げている。
最新の記事
pick up
-
西村優菜と共同開発! 理想の高弾道とスピンを実現した「QUANTUM MINI SPINNER」がついに発売!<PR>
-
「上達志向ゴルファーに最適解!」 “飛んで止まる”テーラーメイドのNew「ツアーレスポンス ストライプ」登場<PR>
-
“自分で操りたい派”に刺さる? テーラーメイドの新「SYSTM2(システムツー)」パター登場! 世界的ヒット作「スパイダー」との違いは?<PR>
-
今後ゼクシオはどこへ向かうのか? 家田社長が語る「25年」の継承と「XXIO 14」の挑戦<PR>
-
これが最新電気自動車の現実だ! 往復600キロのゴルフ旅を日産 新型「リーフ」で行ってわかった“BEVの安心感と実用性”<PR>
ranking








-150x150.jpg)

