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- 熱戦に終止符を打つ“完全優勝” 佐久間朱莉が「自分が伸ばさなきゃ負ける」と心に誓った勝者のメンタリティー
国内女子ツアー「ブリヂストンレディス」最終日、通算20アンダーをマークした佐久間朱莉(さくま・しゅり)がツアー2勝目。トーナメントレコードを更新する圧巻のゴルフで、初日から首位を守り続ける“完全優勝”を飾った。
ルーキー・荒木優奈と繰り広げた熱戦「(バーディーを)取らないと追いつかれる」
◆国内女子プロゴルフ
ブリヂストンレディス 5月22~25日 中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県) 6642ヤード・パー72
初日から立ち続けていた首位の座を最後まで譲らなかった佐久間朱莉。4月の「KKT杯バンテリンレディス」で手にした悲願の初優勝からわずか1カ月で、ツアー2勝目を完全優勝で飾った。

この日はスタートの1番で、いきなりチップインバーディー。ラフから放ったアプローチがやや強く入ったものの、ボールはピンに当たってそのままカップに吸い込まれる。
結果的には最高の滑り出しとなったが、「2打得したくらいラッキーだった」というように、ピンに当たっていなければオーバーは確実。ボギーの可能性も十分あった一打だっただけに「うれしいよりも恥ずかしかった(笑)」と苦笑いを浮かべて振り返った。
運も味方につけた佐久間はここからギアを上げる。3番では141ヤードのセカンドを7番アイアンで振り抜き、5メートルにつけてバーディー。続くパー3の4番では、実測163ヤードを6番アイアンで20センチにつける“超スーパーショット”を披露した。
さらに6番でもバーディーを奪い、前半だけで4つ伸ばして折り返す。ともに首位タイから出たルーキーの荒木優奈は伸び悩み、3打差をつけてサンデーバックナインに入る。12番のバーディー以降は我慢のゴルフを強いられたが、セカンドを右に大きく曲げた16番もなんとかボギーで耐えて、その後も着実にパーを重ねた。
この日スコアを2つ伸ばすにとどまった荒木を振り切り、後続に2打差をつける通算20アンダーで優勝。4日間を通して唯一60台を並べた抜群の安定感で、トーナメントレコードを更新する記録的な勝利となった。
荒木と最後まで激しいデットヒートを繰り広げた今大会。「(バーディーを)取らないと追いつかれる。自分が伸ばさなきゃ負ける」と強い信念を持って最終ラウンドに臨んだというが、当初から目標に掲げていた「20アンダー」を見事に達成した。
今大会の優勝でメルセデス・ランキングは1位に浮上。奇しくも23年大会を制した山下美夢有、24年大会を制した竹田麗央はその年の“年間女王”にも輝いている。
「麗央ちゃんみたく国内をどんどん勝っていきたい」と昨季8勝を挙げた1学年後輩の偉業を追いかけるように、次なる目標はメジャー優勝、そしてその先には女王の座も当然見えてくるはずだ。
佐久間 朱莉(さくま・しゅり)
2002年12月11日生まれ、埼玉県出身。アマチュア時代はナショナルチームで活躍。コロナ禍で延期となっていた20年度のプロテストにトップ合格。24年シーズンはメルセデス・ランキング8位に入り、3年連続3回目のシードを獲得した。25年4月「KKT杯バンテリンレディス」で悲願の初優勝。同年5月の「ブリヂストンレディス」で2勝目を飾った。
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