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5400万円獲得の佐久間朱莉が史上最速タイで1億円突破! 前人未踏の「賞金3億円突破」達成のために必要な条件とは?
5400万円の優勝賞金がかかった「アース・モンダミンカップ」は佐久間朱莉が優勝、今シーズン3勝目を挙げた。佐久間はこれで獲得賞金が1億円を突破、夢の3億円が見えてきた。
15試合で1億円突破は23年の山下美夢有とタイ
国内女子ツアー史上最高額、5400万円の優勝賞金がかかった「アース・モンダミンカップ」を制したのは年間女王争いトップに立つ佐久間朱莉だった。今年早くも3勝目で獲得賞金は史上最速タイで1億円を突破。前人未踏の年間3億円も狙えるハイペースで賞金を積み上げている。
5400万円とは、昭和の時代なら賞金女王争いレベルの選手が1年かけて稼ぐほどの金額。そんなビッグマネーを1試合で手にしたのは4月に初優勝を飾って開花の時期を迎えている佐久間だった。混戦の優勝争いの中、序盤は苦しい展開だったがしっかり耐えて流れをつかみ、終盤に差し切った。

これで今年の獲得賞金は1億円を超え、1億1602万8200円となった。部門2位の神谷そらが約6707万円だから、ぶっちぎりの1位である。ツアー15試合目での1億円突破は2023年の山下美夢有と並ぶ最速記録。山下の獲得賞金はその時点で1億120万7500円だったから佐久間が上。つまり、15試合終了時での史上最高額をマークしたことになる。
今年の女子ツアーは36試合あるので、残りは21試合。佐久間がこのペースで賞金を稼いでいくと仮定して残り試合から単純計算するとシーズン終了時には2億7846万7680円となる。年間獲得賞金の歴代最高額は昨年、竹田麗央が稼ぎ出した2億6573万16円。佐久間は、この額を上回るペース。それだけでなく、史上初となる3億円の可能性を感じさせてくれるほどの勢いなのだ。
3億円の根拠は、9月以降に高額賞金大会が多いことにある。今年の女子ツアーで優勝賞金が3000万円以上の大会は5400万円の「アース・モンダミンカップ」を筆頭に6試合あるが、うち5試合が9月以降に組まれているのだ。
昨年、竹田が歴代最高額を叩き出したのは秋に高額賞金大会を3つ制したことが大きい。その3つとは優勝賞金3600万円の「ソニー日本女子プロゴルフ選手権」、3000万円の「日本女子オープンゴルフ選手権」、4542万9000円の「TOTOジャパンクラシック」である。
竹田の昨年15試合終了時の獲得賞金は8688万0000円。賞金ランキング1位に立っていたが、記録的な金額というわけではなかった。ここから、秋に高額賞金大会を次々に制して史上最高額に到達したのだ。
竹田が打ち立てた史上最高額の更新、そして3億円の大台に向けてのカギは「ソニー日本女子プロゴルフ選手権」「日本女子オープンゴルフ選手権」「NOBUTA GROUPマスターズGCレディース」「TOTOジャパンクラシック」「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」という優勝賞金3000万円以上の大会でどれだけ上位に入れるかにある。
ショットが復調すればさらなる活躍も期待できる
昨年まで、いいゴルフをしながら勝ち切れなかった佐久間が今年早くも3勝を積み上げることができた要因は何か。
これまで佐久間の強みはショット力にあった。昨年は74.0240%の高いパーオン率をマークして部門5位つけていた。ドライビングディスタンスは250.08ヤードで14位と小柄(155センチ)ながら距離もしっかり出せる選手であり、ドライビングディスタンス順位とフェアウェイキープ率順位を合算したトータルドライビングでは部門2位。トータルドタイビング順位とパーオン率順位を合算したボールストライキングでは山下美夢有を抑えて堂々の1位だった。ショット力はツアー屈指だったのだ。
今年、現時点で佐久間のパーオン率は69.0476%で30位でしかない。ボールストライキングは16位だ。ショットに関しては、いい数値は出せていないのである。
そこをカバーしているのがショートゲームの成長だ。昨年は1.7745で部門11位だった平均パット数が今年は1.7434で1位に立っている。リカバリー率(パーオンできなかったホールでパーかそれよりよいスコアを獲得する率)は昨年の19位から8位、サンドセーブ率(グリーンサイドのバンカーに入ってから2打かそれより少ない打数でカップインする率)は昨年の15位から2位とそれぞれジャンプアップしている。
昨年の竹田はショートゲームの成長が記録的なシーズンへとつながった。竹田だけでなく歴代女王の多くはショートゲームのレベルアップが初戴冠の大きな要因になったという事実もある。佐久間も同じ道を歩んでいるのではないだろうか。
これで、ショット力が戻ってくれば盤石。シーズン終盤、夢の3億円に挑んでいる姿があることを期待したい。
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