- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 意識を向けるべきは下半身の「始動タイミング」 PGAツアーで見られた“神ワザ”ショットから学ぶフェアウェイバンカー攻略法
PGAツアーの解説も務めるゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏が、ツアーの第一線で活躍する選手のプレーを独自の視点で分析。今回は「3Mオープン」を制したカート・キタヤマ選手が、大会最終日の14番で放った“フェアウェイバンカー”からの一打に注目しました。
ツアー2勝目を飾った日系米国人のカート・キタヤマ
米・ミネソタ州のTPCツインシティーズで開催されていた前週のPGAツアー「3Mオープン」は、日系米国人のカート・キタヤマ選手が優勝しました。
初日を「65」、2日目を「71」で44位タイだったキタヤマ選手は3日目に大爆発。12バーディー、1ボギーの「60」を叩き出して、一気に3位タイまで順位を上げました。

首位と1打差で迎えた最終日は前半を6バーディー、ノーボギーで折り返し、11番をボギーとしたものの12番でバウンスバックに成功。後続に2打差をつける単独トップで終盤に向かいます。
そんな展開で迎えた左ドッグレッグの14番(パー4)。ティーショットを右サイドに打ち出してドローボールでフェアウェイを狙いましたが、プッシュ気味の弾道でボールは右サイドのフェアウェイバンカーに。2打目はピンまで191ヤードの池越えバンカーショットというシチュエーションでした。
2位に2打差をつけている状況である以上、無理をしてグリーンを狙う必要はありません。しかし、キタヤマ選手は果敢に攻めてピンの根元につけるスーパーショットを披露。難なくバーディーを奪ってさらにスコアを伸ばしました。
その後、17番のボギーでスコアを1つ落としましたが、最終的に2位のサム・スティーブンズ選手に1打差の通算23アンダーでツアー2勝目を挙げています。
コンパクトなスイングは「トップをつくってから切り返す」では間に合わない
勝利を大きく手繰り寄せたのは、14番のフェアウェイバンカーからのセカンドショット。このシーンはPGAツアーの公式Xにも「Shot of the day!!」というコメントとともに公開されています。
キタヤマ選手のこのショットを見ると、コンパクトなトップでフォローも抑え気味に打っているのが分かります。注目は下半身が動き出すタイミング。バックスイングを上げている途中で左足を動かし、下半身は切り返しを始めていることが見て取れます。
フェアウェイバンカーからのショットは、バランスが崩れないようにコンパクトにスイングするのがセオリー。しかし、コンパクトに振ろうとすると下半身がスムーズに動かず、上半身で切り返してしまうケースも。これではいわゆる手打ちになり、打点が乱れてミスを招きやすくなってしまいます。
振り幅が小さいスイングは「トップをつくってから切り返す」では間に合いません。キタヤマ選手のように下半身を早めに動かすことで、コンパクトなスイングでも下半身リードで切り返しやすくなります。
また、フェアウェイバンカーからのショットはクラブを短めに握ってダフらない対策をしておくことも大切です。ボールと砂の間にリーディングエッジを入れようとしないこともポイント。アゴがそれほど高くないフェアウェイバンカーなら、ボールの上半分を打つつもりでスイングすると、ダフらずにボールを飛ばせるはずです。
カート・キタヤマ
1993年生まれ、米・カリフォルニア州出身。2015年にプロ転向し、16年から2シーズンはPGAの下部ツアーでプレーした。18年はアジアンツアーに参戦し、翌19年は欧州ツアーへ。22年からPGAツアーに昇格。23年の「アーノルド・パーマー招待」で同ツアー初勝利を飾り、25年「3Mオープン」で2勝目を挙げた。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。世界のゴルフスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回、米国、欧州へ渡り、ゴルフに関する心技体の最新理論の情報収集と研究活動を行っている。欧米の一流インストラクター約100名に直接学び、世界中のスイング理論を研究している。海外ティーチングの講習会、セミナーなどで得た資格は20以上にのぼる。
- 1
- 2
最新の記事
pick up
-
西村優菜と共同開発! 理想の高弾道とスピンを実現した「QUANTUM MINI SPINNER」がついに発売!<PR>
-
「上達志向ゴルファーに最適解!」 “飛んで止まる”テーラーメイドのNew「ツアーレスポンス ストライプ」登場<PR>
-
“自分で操りたい派”に刺さる? テーラーメイドの新「SYSTM2(システムツー)」パター登場! 世界的ヒット作「スパイダー」との違いは?<PR>
-
今後ゼクシオはどこへ向かうのか? 家田社長が語る「25年」の継承と「XXIO 14」の挑戦<PR>
-
これが最新電気自動車の現実だ! 往復600キロのゴルフ旅を日産 新型「リーフ」で行ってわかった“BEVの安心感と実用性”<PR>
ranking








-150x150.jpg)

