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取材拒否を乱発する選手と横柄なメディアの確執… モリカワ「誰にも借りはない」 マキロイ「キミたちが何よりのストレスだ」
スポーツ選手はどんな状態でもメディアの取材に答えねばならないのか? 最近トピックとなることも多いこのテーマは、まさに今年のPGAツアーにぴったり当てはまる状況となっている。
「パーマーが生きていたら、腕をつかんで留まらせただろう」
今年のPGAツアーでは、選手とメディアの間に緊張が走ったケースが例年以上に目についた。選手とメディアの関係が少々ギクシャクすること自体は、とりわけ米ゴルフ界においては、さほど珍しいことではない。だが、今年見られた事例には、「このままでいいのだろうか」「この先、どうなるのだろうか」と、少々首を傾げさせられた。

28歳の米国人選手、コリン・モリカワは、メジャー2勝、通算6勝のトッププレーヤーだが、2023年のZOZOチャンピオンシップ優勝後は試行錯誤の日々が続いている。
今年3月の「アーノルド・パーマー招待」では、優勝ににじり寄りながら終盤に失速し、勝利を逃した。ホールアウト後、口をへの字に結んだモリカワは、待ち構えていた米メディアを無言で振り切り、足早にコースを去った。
その翌週、「ザ・プレーヤーズ選手権」の開幕前の会見で、米メディアはモリカワに「先週はなぜ取材に答えず、去ったのですか?」とストレートに尋ねた。すると、モリカワは「誰にも借りはない」と即座に返答した。
これを耳にした62歳のベテラン選手、ロッコ・メディエートは、ラジオ番組でモリカワを激しく批判した。
「ミスター・パーマーが生きていたら、モリカワの腕をつかんで留まらせたことだろう。誰にも借りはない? あるだろう? 試合を観戦してくれた人々にも、ひどい負け方をしてもストーリー化して記事を書いてくれるメディアにも、借りや恩義があるだろう?」
モリカワとメディアの確執はその後も続いた。6月の「ロケットクラシック」のプロアマ戦の途中でキャディーをチェンジしたことを記事にした米国人記者にモリカワは会見で詰め寄り、こう言った。
「メディアはメディアの仕事をしているんだろうし、ここはアメリカだから、書きたいことは書けばいい。でも、わざと僕が悪者に感じられるように書くのはやめてくれ」
モリカワはプロ入り以来の相棒キャディーだったJ.J.ジャコバックと今年4月に決別し、以後は次々にキャディーを代えて、今季だけで5人も入れ替わった。この大会のときも、プロアマ戦でキャディーを変えたことは事実だったが、モリカワは不満を露わにした。
そして今年、モリカワ以上にメディアとの関係がギクシャクしたのは、北アイルランド出身の36歳、ローリー・マキロイだった。
マキロイは、そもそもは他選手が口をつぐむことでも率先してメディアに語ってきた。とりわけ昨今は、リブゴルフやサウジアラビアのゴルフ、あるいはトランプ大統領に絡む事柄を饒舌に語っていた。
その一方で、勝てそうで勝てなかったときや不甲斐ないプレーで終わったときは、メディアの大群を振り切って無言で去ることが、以前から多かったことも事実だ。
今年4月に悲願のマスターズ初制覇とキャリアグランドスラムを達成したときは、もちろん喜びや達成感を語り続け、メディアに対するリップサービスはきわめて旺盛だった。
だが、翌5月の全米プロの際、ドライバーがルール不適合と判定されて、バックアップのドライバーで戦っていたことが米メディアによって報じられると、「ドライバーの適合検査は非公開のはずなのに、僕のことだけが報道された」と激怒し、取材拒否して無言になった。
1カ月後の全米オープンでようやく口を開いたマキロイは、「キミたちメディアが何よりのストレスだ」と言い放ち、さらにはこう言った。
「僕には、やりたいことをやる権利がある」
会社の看板を笠に着る記者ほど選手の義務を主張しがち
PGAツアー選手の中には、メディアから取材されることは「昔からの夢だった」と語り、「メディアのおかげで名前や存在を知ってもらえた」「スポンサー契約が得られた」などと感謝している選手は少なくない。
しかし、成績向上、知名度アップと比例して、メディアからの取材頻度が上がるのは自然の流れであり、そうなればなるほど、何かしらのトラブルに遭遇する可能性も高まるということなのだろう。
だが、モリカワの「誰にも借りはない」という言葉には、少々さびしさを感じさせられた。マキロイの「やりたいことをやる権利がある」というフレーズには、「そりゃそうですけどね」とうなずかされつつ、「そうは言わないでほしい」と思えてしまった。
それならば、メディアの姿勢や態度には問題がなかったのかと言えば、同じメディアの端くれとして感じたことを明かしてしまうと、会社の看板を笠に着ている記者ほど「選手は取材に答える義務がある」という言葉を口にしたがる。それが態度ににじみ出ていれば、選手は拒否反応を示す。
ゴルフ界は、選手もメディアもツアーも大会もファンも、みな持ちつ持たれつで成り立っている。そして、取材というものは、「借り」や「恩義」があるかないかではなく、人と人との信頼関係があってこそ、スムーズに進行する。「権利」や「義務」、「借り」のあるなしを持ち出したところで何も始まらず、コトを悪化させるだけである。
確執が深まってしまったら、選手は不快感にさいなまれ、メディアは仕事にならず、ファンは好きな選手の肉声を聞くことができず、誰も得をしない事態に陥ることになる。
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