- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 取材拒否を乱発する選手と横柄なメディアの確執… モリカワ「誰にも借りはない」 マキロイ「キミたちが何よりのストレスだ」
取材拒否を乱発する選手と横柄なメディアの確執… モリカワ「誰にも借りはない」 マキロイ「キミたちが何よりのストレスだ」
スポーツ選手はどんな状態でもメディアの取材に答えねばならないのか? 最近トピックとなることも多いこのテーマは、まさに今年のPGAツアーにぴったり当てはまる状況となっている。
ウッズもミケルソンも取材を拒否したことは皆無に近い
米スポーツイラストレイテッドによると、米国でスポーツが記事化され始めたのは1800年代頃からだったそうで、当初はボクシングと競馬の記事が大半だった。
ゴルフが記事にされたのは1913年の全米オープンで、当時20歳のアマチュアだったフランシス・ウィメットが勝利したことをニューヨークタイムズが一面トップで報じたことが始まりだったそうだ。
そして、1990年代や2000年代の半ばごろまでの米ゴルフ界の取材現場は現在とは大きく異なり、選手と記者のつながりが今より格段に濃く深かった。選手は「キミにだけは語るけどね」と前置きして胸の内を明かし、記者も「僕だけはキミの本心を書く」と言いながら、1対1のインタビューを行っていた。私自身も、そうやって取材を重ねていた一人だった。
しかし、スポーツマネジメントという概念が確立されている昨今は、選手をサポートするマネジメントチームが形成され、マネージャーを介さない限り、直接取材ができなくなり、日頃、試合会場で選手と言葉を交わせる機会は、ラウンド後のフラッシュインタビュー(日本で言う囲み取材的なもの)か、会見のみである。
意思疎通の機会と場が形式ばってしまったせいか、選手もメディアも「権利」や「義務」、「借り」などという言葉を口にすることが増え、殺伐としている感は否めない。
ちなみに、タイガー・ウッズは黄金時代でも取材を拒否したことは皆無に近く、メディアに対して声を荒げたこともなかった。記者からの的外れな質問には「無意味な質問だから答えようがない。次!」などと短く答えて、メディアを一蹴していた。
惜敗が多く、「詰めが甘い」と言われ続けたフィル・ミケルソンも、敗北して取材を拒否したことはほとんどなかった。全米オープンの72ホール目に勝利を逃したときでさえ、メディアの群れの前にやってきて、「オレはなんてバカなんだ」と頭を抱えながらも質問に応じていた。
選手が披露したそうしたすべてを、メディアが五感で感じ取れた往時は、人間味溢れる記事がたくさん見られたように思う。
米国の人気選手であるジャスティン・トーマスは、以前のように「深くて、いい話」をどんどん書いて発信してもらいたいと願い、「もっとメディアに協力しよう」「もっとメディアに語ろう」と選手仲間に呼びかけている。リブゴルフにスター選手を奪われ、人気が落ちたと言われているPGAツアーを盛り返すためには、メディアと手を取り合って、良質の記事を増やすことが必要だとトーマスは言っている。
PGAツアーの舵取り役も、ジェイ・モナハン会長からメディアビジネスのエキスパートであるブライアン・ローラップCEOに代わったことで、今後は取材環境に何かしらの変化が見られるのではないかと噂されている。
米LPGAも、PGAツアーの男子選手たちに比べると「女子選手のことは記事化される機会が少ない」「もっとLPGAを取材してほしい」と呼びかけている。
とはいえ、何度も言うが、取材は最終的には人と人である。選手もメディアも、四の五の言わずに、良き姿勢と態度を保っていれば、自ずと良き関係が生まれ、良き記事がゴルフファンの元に届けられるのではないだろうか。
文・舩越園子
ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学客員教授。東京都出身。百貨店、広告代理店に勤務後、1989年にフリーライターとして独立。1993年に渡米。在米ゴルフジャーナリストとして25年間、現地で取材を続け、日本の数多くのメディアから記事やコラムを発信し続けてきた。2019年から拠点を日本へ移し、執筆活動のほか、講演やTV・ラジオにも活躍の場を広げている。
最新の記事
pick up
-
「上達志向ゴルファーに最適解!」 “飛んで止まる”テーラーメイドのNew「ツアーレスポンス ストライプ」登場<PR>
-
“自分で操りたい派”に刺さる? テーラーメイドの新「SYSTM2(システムツー)」パター登場! 世界的ヒット作「スパイダー」との違いは?<PR>
-
今後ゼクシオはどこへ向かうのか? 家田社長が語る「25年」の継承と「XXIO 14」の挑戦<PR>
-
これが最新電気自動車の現実だ! 往復600キロのゴルフ旅を日産 新型「リーフ」で行ってわかった“BEVの安心感と実用性”<PR>
-
中田翔 VS. 河本力 の飛距離対決! キャロウェイの新作「QUANTUM」ドライバーで驚きの300ヤード超え連発<PR>
ranking











