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- 「前半30点→後半100点!」 15歳・加藤金次郎の“記念すべき”史上最年少プロデビュー戦
史上最年少プロの加藤金次郎(かとう・きんじろう)が初日をイーブンパー71で発進。前半は苦戦も後半で連続バーディーを奪い、予選突破へ手応えを語った。
ツアー出場は過去4戦いずれも予選落ち
◆国内男子プロゴルフ
パナソニックオープン 9月25~28日 泉ヶ丘CC(大阪) 6993ヤード・パー71
史上最年少となる15歳142日でプロデビューした加藤金次郎(愛知・水無瀬中3年)は、初日を3バーディー、3ボギーの「71」でプレー。イーブンパーとまずまずの滑り出しとなった。

この日は杉浦悠太、小木曽喬とともに7時45分に10番からスタート。出だしで1ピンのパーパットを決められずにボギー、続く11番でもスコアを落とした。「そんなに緊張しなかったですし、ティーショットも良い感じで打てたので入りは良かったんですけど、パターの距離感がなかなか合わなくて、前半はスコアを作れなかったです」と振り返るように、15番でもボギーを叩いた。
しかし後半に息を吹き返す。5番で130ヤードの2打目を2メートルにつけ、この日初めてのバーディーを奪取。さらに8番では7メートルのパットを沈め、9番パー5では40ヤードの3打目を1ピンに寄せて「明日につながる」連続バーディーで締めくくった。
「前半と後半で全く違うプレーだったのでなんとも言えないですけど、前半は30点くらい、後半は100点に近いくらい良いプレーができたと思います。明日も続けてやっていきたいです」と手応えを語った。
加藤は22日にプロ宣言し、史上初の中学生プロとなった。「気持ち的に大きく変わった部分はなかったですけど、今回は地元ではないのに多くの方が会場に来てくださって、それが力になりました。応援は力になりますし、やっていても気持ち良くラウンドできたので、それが後半につながったのかなと思います」と観客の存在に感謝した。
プロツアーには、24年の「横浜ミナト・チャンピオンシップ」でマンデー予選を突破して初出場。今年は「中日クラウンズ」「~全英への道~ミズノオープン」にも参戦し、両大会ともに予選通過まであと1打に迫る成績を残した。
今月の「ANAオープン」ではマンデー予選を1位で通過して本戦に出場。ここまでツアー4試合はいずれも予選落ちに終わっているが、下部ツアーでは23年の初参戦以来、9試合で4度決勝ラウンドに進んでいる。
「後半はショットもパットも全体的に良い感じでラウンドできたので、それを続けていけば明日も良いプレーができると思いますし、ファンの皆さんが『来て良かった』と思えるようなゴルフをしたいです」と予選突破を見据えた。
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