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- ギャラリーへ届けた渾身のラウンド 松山英樹の最終日は意地の“ノーボギー” 「日本じゃなかったら気持ちは折れていた」
日本開催のPGAツアー「ベイカレントクラシック」最終日、22位タイから出た松山英樹(まつやま・ひでき)は4バーディー、ノーボギーの「67」でプレー。通算8アンダー20位タイで4日間の戦いを終えた。
「思い描いていたプレーではなかった」と悔しさをにじませる
◆米国男子プロゴルフ
ベイカレントクラシック Presented by LEXUS 10月9~12日 横浜カントリークラブ(神奈川県) 7315ヤード・パー71
晴天に恵まれた大会最終日。9時ちょうどのティーオフから多くのギャラリーを引き連れた松山英樹は、首位と8打差の22位タイから上位浮上を狙った。
スタートから手堅くパーを重ねて、4番パー5でバーディーが先行。続く5番でもチャンスにつけたが、バーディーパットは惜しくもカップのふちに蹴られる。グリーン上で思わず頭を抱えるほど悔しさをあらわにし、このホールをパーとした。
気持ちを切り替えて挑んだ6番ではしっかりバーディーを決めて、パー5で着実にスコアを伸ばす。そして7番パー3でチャンスにつけるショットを放つも、バーディーパットは再びカップのふちに嫌われてしまう。

バックナインの13番、15番でバーディーを奪うも、伸ばし合いの展開で上位浮上とはならず20位タイで終戦。それでもこの日はノーボギーのゴルフを披露し、「67」は4日間のベスト。さらに「日本じゃなかったら気持ちは折れていた」とカップに嫌われた前半2つの場面を振り返ったが、ギャラリーの声援が後押しとなって最後まで諦めない姿勢を貫いた。
「思い描いていたプレーではなかった」と優勝争いに加わることはできなかったものの、今年から新たに生まれ変わった日本開催のPGAツアーにおいて、その中心にいたのは間違いなく松山だった。
その一挙手一投足にギャラリーが注目し、メディアの取材にも連日のように対応。「いいプレーをしたかったんですけど、なかなか思い通りにはいかない」と悔しさをにじませながらも、「自分自身のプレーはあまり良くなかったですが、その中でも最後までついてくれたギャラリーの方に感謝したい」と丁寧に言葉を紡いだ。
開幕戦「ザ・セントリー」での優勝以降、今季はトップ10入りが一度もなく苦しい時間が続いたが、最終日に見せた集中力とノーボギーのラウンドは、確かな復調の兆しを感じさせるものだった。
年内のPGAツアーは今大会が最後の出場となる見込みで、決して順風満帆なシーズンではなかったかもしれない。それでも母国のギャラリーの前で見せた気迫あふれるプレーと、最後まで攻める姿勢は、来季への確かな希望を感じさせた。
日本のエースが再び世界の頂を目指す戦いは、ここから続いていく。
松山 英樹(まつやま・ひでき)
1992年2月25日生まれ、愛媛県出身。2013年にプロ転向し、同年は4勝を挙げてツアー初のルーキー賞金王に。14年から米ツアーを主戦場に戦い、21年の「マスターズ」で日本人男子初の4大メジャー制覇を達成。同年は日本開催の「ZOZOチャンピオンシップ」を制した。24年「パリ五輪」では日本男子ゴルフ初となる銅メダルを獲得。同年8月の「フェデックス・セントジュード選手権」を制してPGAツアー10勝目。25年シーズン開幕戦「ザ・セントリー」で優勝を飾り、同ツアー11勝目を手にした。日本ツアー8勝。レクサス所属。
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