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今年の女子ツアーは「30歳」が異例の大活躍! 木村彩子が5人目の優勝者となった「1995年度生まれ」が存在感を増す理由
「富士通レディース」で1995年度生まれの木村彩子(きむら・あやこ)が3年ぶりの勝利を手にした。同年度生まれの選手の優勝は今年早くも5人目となった。
同級生5人が勝つのは黄金世代以来
国内女子ツアーの「富士通レディース」で1995年度生まれの木村彩子が3年ぶりの勝利を手にした。同年度生まれの選手の優勝は今年早くも5人目。同一シーズンで5人もの“同級生”が勝つのは1998年度生まれの黄金世代に次ぐ2例目の快挙となった。
次々に現れる若き才能が席巻していた女子ツアーで、今年30歳になる1995年度生まれの選手たちが存在感を増している。
口火を切ったのは世代唯一のメジャー覇者(2020年日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯)だった永峰咲希。7月の「資生堂・JALレディス」をプレーオフで制して5年ぶりの通算3勝目を挙げた。
続いたのは柏原明日架。8月の「NEC軽井沢72トーナメント」でルーキー・寺岡沙弥香を1打差で抑えて実に6年ぶりの通算3勝目をつかみとった。
9月に入ると金澤志奈が地元茨城県開催の「ソニー日本女子プロゴルフ選手権」で念願の初優勝をメジャーのビッグタイトルで飾ってみせた。その3週間後には堀琴音が「日本女子オープンゴルフ選手権」でメルセデス・ランキング1位を走る佐久間朱莉やアマチュアの廣吉優梨菜らとの争いを制して初のメジャータイトル獲得。優勝自体は3年ぶりの3度目だった。

そして堀の優勝から中1週で木村が優勝。黄金世代の高橋彩華や22歳の桑木志帆、神谷そらといった強い若手に4打差をつける快勝だった。2023、24年と未勝利だった1995年度生まれが永峰の優勝からわずか3カ月余で立て続けに5人もの選手が勝ったわけだ。
挫折を乗り越えてきた1995年度生まれ
女子プロのトーナメントが始まって50年を優に超えるが、同一シーズンで5人以上の同年度生まれの選手(日本選手に限る)が勝った例は過去に黄金世代しかなかった。圧倒的な層の厚さを誇る黄金世代は2019年に渋野日向子、勝みなみ、畑岡奈紗、淺井咲希、河本結、小祝さくら、原英莉花の7人が計12勝をマークしている。黄金世代は2020-21年に5人が計13勝、2024年には6人が計7勝と優勝者を5人以上出したことが3回もあるが他の世代はこれまで皆無だったのだ。
きらびやかな戦績を誇る若い世代に比べれば1995年度生まれはこれまで年間女王争いするような目立った活躍はなかった。年間ランキング最高位は2016年の堀と2019年柏原の11位(当時は賞金ランキング)。昨年の世代最高位は27位の堀だった。
しかも、シード落ちという挫折を味わった選手が多い。今年優勝した5人のうち、初シードからランキングによるシードを一度も失っていないのは金澤だけ。ほかの4人は山あり谷ありのプロ人生を経て今年、久しぶりに歓喜の時を迎えたという共通点がある。世代交代が激しく、長く活躍することが難しくなった今の時代においては奇跡のような世代といっていい。
そんな1995年度世代がなぜ今年になって再び活躍しだしたのか。理由はそれぞれの選手で異なるだろうが、ひとつ言えるのは永峰の復活優勝が同級生に「私たちもまだまだできる」と勇気を与えただろうということ。勝や畑岡のアマチュア優勝に端を発した黄金世代のような、典型的な優勝の連鎖である。
1995年度世代の現時点でのメルセデス・ランキングは金澤7位、木村14位、永峰15位、堀17位、柏原25位と優勝した5人全員が25位以内に入っている。25位以内に5人は2002年度生まれの4人を抑えて世代別最多である。世代別優勝数でも5勝は2002年度生まれと並んでトップタイ。一大勢力になってきた感がある。
今年の女子ツアーは残り6試合。勢いに乗った1995年度世代がさらに優勝を重ねるかもしれない。
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