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- 年間レース首位を快走中! 新女王に最も近い佐久間朱莉が実践するクラブを“軽く使う”スイングってどういうこと?
PGAツアーの解説も務めるゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏が、ツアーの第一線で活躍する選手のプレーを独自の視点で分析。今回は国内女子ツアーでシーズン4勝を挙げている佐久間朱莉(さくま・しゅり)選手のスイングに注目しました。
クラブに仕事をさせる再現性の高いスイング
国内ツアーは男女ともに終盤戦に入ってきました。男子ツアーの賞金王争いは混戦の様相ですが、女子ツアーは年間4勝を挙げている佐久間朱莉選手が、2位以下を引き離してトップを走っています。
「樋口久子 三菱電機レディス」終了時点のメルセデス・ランキングは、佐久間選手が2326.11ポイント。2位の神谷そら選手が1784.64ポイント、3位の河本結選手が1649.28ポイントと続いています。
佐久間選手のスイングの特徴は、タテ回転とヨコ回転をミックスさせている点。体はヨコ回転をさせている一方、クラブをタテ振りして遠心力をうまく使って飛ばしています。
注目は、バックスイングで左腕が地面と平行になるタイミング。シャフトがキレイに立っており、後方から見た時にグリップエンドがボールの内側を指した状態になっているのが分かります。逆サイドのフォロースルーでは右腕が地面と平行になるポジションでシャフトが立っており、左右対称でスイングしているのです。

シャフトを立ててスイングするメリットは“クラブを軽く”使えること。腕に負担がかからず上体がリキみにくくなるため、クラブに仕事をさせる再現性の高いスイングがしやすくなるのです。
また、腕をリラックスさせてクラブを立てて使うと、ストンとクラブを落とすだけで切り返しができます。スムーズに切り返せるのも、このスイングのメリットといえるでしょう。
反対に“クラブを重く”使うと、バックスイングでシャフトを寝かせてインサイドに引く動きに。腕に力が入りやすくなるほか、バックスイングで右ヒジが引けるなど、不安定なスイングになってしまいます。
実践してほしい「足閉じ打ちドリル」
軌道が安定しない人やリキみがちな人は、佐久間選手のようにシャフトを立てて“クラブを軽く”使うことを意識してみてください。
“クラブを軽く”使う感覚を養うのにオススメしたいのが、足閉じ打ちドリル。両足をそろえてスイングすると、腰をヨコ方向へ回すことになります。この状態でうまくボールを捉えようとすると、自然にシャフトを立てたスイングができるようになるはずです。
前述のようにバックスイングで左腕が地面と平行になった時と、フォロースルーで右腕が地面と平行になった時にシャフトを立てて、左右対称になるイメージを持つといいでしょいう。スイングを整えるドリルとしても有効なので、調子を落とした時などにも試してみてください。
佐久間 朱莉(さくま・しゅり)
2002年12月11日生まれ、埼玉県出身。アマチュア時代はナショナルチームで活躍。コロナ禍で延期となっていた20年度のプロテストにトップ合格。24年シーズンはメルセデス・ランキング8位に入り、3年連続3回目のシードを獲得した。25年4月「KKT杯バンテリンレディス」で悲願の初優勝。10月の「マスターズGCレディース」では2位以下に11打差をつける圧勝でツアー4勝目を飾った。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。デビッド・レッドベターら世界中のコーチの教えを直接学んだゴルフスイングコンサルタント。現在は主にPGAツアーの解説者なども務め、ゴルフ最前線の情報収集を行っている。
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