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- 韓国勢もなし得なかった大記録を達成! 山下美夢有の戴冠が決定した「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」にまつわるスゴい記録とは?
日本勢同士の争いとなっていた「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」は最終戦を残して山下美夢有の戴冠が決まった。
トップ4独占は米国以外では初
日本勢同士の争いとなっていた米女子ツアーのルーキー・オブ・ザ・イヤーは最終戦を残して山下美夢有の戴冠が決まった。さらには日本勢が1位から4位を独占することも確定。米国以外では史上初の快挙となった。
1位山下1422ポイント、2位竹田麗央1205ポイント、3位岩井千怜944ポイント、4位岩井明愛836ポイント。これがルーキー・オブ・ザ・イヤーランキング上位4人の顔ぶれとポイントである。5位のミランダ・ワン(中国)は500ポイントだから、4位と5位の差は大きい。
ルーキー・オブ・ザ・イヤーは大会ごとの順位に応じたポイントによって争われる。ポイント配分は通常の大会は優勝が150ポイント、2位が80ポイント、3位が75ポイントという形で、予選を通過すれば最低5ポイントが与えられる。
メジャー5大会はポイントが2倍だ。先週の「ジ・アニカドリブン・バイ・ゲインブリッジ・アット・ペリカン」で山下は68位と低迷し、5ポイントを加算しただけだった。それでも、唯一逆転の可能性があった竹田が15位タイにとどまって大きく差を詰めることができず、山下が1990年の小林浩美、昨年の西郷真央に続く日本勢3人目のルーキー・オブ・ザ・イヤーを手にしたわけだ。
今年はシーズン序盤から日本勢が上位を独占し続けた。一時3位にいた馬場咲希はその後伸び悩んで9位に後退したが、山下、竹田、岩井ツインズの4人は上位を譲ることはなかった。

ルーキー・オブ・ザ・イヤーは、かつては米国勢が上位を占めるのが当たり前だった。だが、国際化が進んで多くの国の選手がプレーするツアーになり、米国選手が最後に1~4位を占めたのが1995年のことだ。それ以降、今年の日本まで同じ国の選手がトップ4を独占することはなかった。
21世紀になって勢力を大きく伸ばした韓国勢でも2004年のトップ3独占が最高である。
ルーキー・オブ・ザ・イヤーはルーキーだけの争いだから、シーズンによってレベルが大きく異なることがある。その点、今年の日本人ルーキーズはレベルの高さも文句なし。現在4位の岩井明愛が得ている836ポイントは4位としてのポイントで歴代3番目に多い(現在と同じポイント制になった1992年以降)ものであり、シーズンによっては1位になれる数字である。ちなみに、4位の歴代最多ポイントは2006年宮里藍の889ポイントだ。
しかも、この日本選手4人は全員が優勝を手にしている。1992年以降、ルーキー・オブ・ザ・イヤーの上位4人全員が優勝を記録した例はなかった。このデータでもレベルの高さが分かる。
最終戦で史上3人目の偉業に挑む山下美夢有
全体のランキングであるCMEポイントランキングでは現在、山下が2位、竹田が4位、岩井明愛が13位、岩井千怜が15位という堂々たるもの。もはやルーキーの枠を飛び越えてツアー全体の中でトップクラスに名を連ねているといっていいだろう。
今シーズンも残すはCMEポイントランキング上位60人だけが出場できる「CMEグループ・ツアー選手権」1試合となった。プレーヤー・オブ・ザ・イヤー争いでジーノ・ティティクル(タイ)に次いで2位につける山下にはルーキー・オブ・ザ・イヤーとの2冠がかかる。
2冠となればツアー史上3人目の偉業。逆転のための条件は自身が優勝することだ。勝てば同時に400万ドルという破格の賞金と「レース・トゥ・CMEグローブ・チャンピオン」の称号をもつかみ取れる。
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