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欧州でPGAツアーの下部リーグ化を懸念する声が噴出! ドバイのスポンサー企業「DPワールド」がささやく米・欧・リブの一体化
DPワールド(欧州)ツアーの年間ランキングで有資格者を除くトップ10入りを果たすと、翌年のPGAツアー出場資格が手に入る制度。日本選手も久常涼、星野陸也、そして今年の中島啓太が恩恵にあずかってきたが、欧州ではこの制度があることで優秀な若手が流出し、PGAツアーの下部リーグ化を促していると懸念する声も上がっている。
「米・欧・リブの三者は一体化してグローバルなサーキットとなるべきだ」
ところで、DPワールドツアー全体を全面的に支援しているのは、ドバイを拠点としている「DPワールド」という企業である。
同社は、2012年から同ツアー最終戦「DPワールドツアー選手権」のタイトルスポンサーを務めているが、22年からはツアー全体のタイトルスポンサーも引き受け、今年、その契約は35年まで延長された。
マキロイは「ここ10年ほどのDPワールドツアーの成長や欧州選手のライダーカップでの活躍には素晴らしいものがある。DPワールドツアーの未来は明るく輝いている」と手放しで絶賛しているが、DPワールド社の上層部に位置するエグゼクティブたちは、欧州メディアにこうささやいているという。
英紙のザ・スコッツマンによると、エグゼクティブらは「PGAツアーとDPワールドツアー、リブゴルフの三者は一体化して、グローバルなサーキットとなるべきだ。それがゴルフファンの望みだ。ファンは、ハイレベルで分かりやすいゴルフ界を望んでいる」「ボクシング界でWBAやWBC、どのチャンピオンが世界一なのかが分かりにくいのと同様、ゴルフ界も複雑な構造は解消してシンプル化するべきだ」などと話しているという。
それがDPワールドとしての正式な意見・方針となったあかつきには、「三者一体化が達成されないのなら、DPワールドツアーのタイトルスポンサーから降りる」という事態だって起こらないとは限らない。
世界のゴルフ界はまだまだ混沌としており、いつ何が起こるかは、本当に分からない。今は激動期の真っ只中にあることを肝に銘じた上で、向き合っていきたい。
文・舩越園子
ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学客員教授。東京都出身。百貨店、広告代理店に勤務後、1989年にフリーライターとして独立。1993年に渡米。在米ゴルフジャーナリストとして25年間、現地で取材を続け、日本の数多くのメディアから記事やコラムを発信し続けてきた。2019年から拠点を日本へ移し、執筆活動のほか、講演やTV・ラジオにも活躍の場を広げている。
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