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- 「まるでジャンボ尾崎」 PGA最終戦で初Vを飾った27歳は日本の“レジェンド”を彷彿とさせる独特スイングの持ち主
PGAツアーの解説も務めるゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏が、ツアーの第一線で活躍する選手のプレーを独自の視点で分析。今回はPGAツアー最終戦「ザ・RSMクラシック」を制したサミ・バリマキ選手のスイングフォームに注目しました。
ジャンボ尾崎の面影漂うハイフィニッシュやアドレス姿勢
PGAツアーの今季最終戦「ザ・RSMクラシック」は、サミ・バリマキ選手の優勝で閉幕しました。
バリマキ選手はフィンランド出身の27歳。DPワールド(欧州男子)ツアーでキャリアをスタートさせ、同ツアーで2勝を挙げた後、24年シーズンからPGAツアーに主戦場を移しました。
今大会を迎えるまでに5月の「マートルビーチクラシック」7位、11月の「ワールドワイドテクノロジー選手権」2位などの成績を残して最終戦へ。単独首位でスタートした最終日で「66」をマークし、フィンランド勢として初のPGAツアー優勝者となりました。

バリマキ選手のスイングは、日本ゴルフ界の“レジェンド”ジャンボ尾崎さんを彷彿とさせます。
バリマキ選手が身長188センチでがっしりとした体格ということもありますが、何より似ているのがフィニッシュの形です。
手元が高いハイフィニッシュで体をよじるような体勢はジャンボさんとそっくり。また、ヒザを伸ばし気味にして前傾を深くするアドレス姿勢もジャンボさんと似ています。
スライサーにとってはマネする価値のあるスイング
ちなみに、バリマキ選手もジャンボさんもスクエアからウイークグリップ気味にクラブを握る点にも共通点があります。
ヘッドをタテ方向に抜いていくハイフィニッシュは、フォロー以降で左ヒジが引けてしまう人やカットスライスに悩む人に取り入れてもらいたい動き。フェースをターンさせて、しっかりとボールをつかまえる感覚をつかむことができます。
ポイントはクラブを立てて使うこと。フォローで右腕と地面が平行になるタイミングで、シャフトが垂直になるようにクラブを立てていきましょう。フォローのこの体勢を目指してスイングすると、インサイド・アウト軌道になりやすく、左ヒジの曲がりやカット軌道が緩和していきます。
それでもヨコ振りをして引っ掛けてしまう人、左ヒジが引けてしまう人は、まず右腕が地面と平行になるフォローのポジションでシャフトを立てたポーズをつくりましょう。そこから振り戻して連続素振りをしてみてください。インサイド・アウトに振るスイング軌道をイメージしやすくなるはずです。
ただし、フックグリップの人は要注意。フェースが返り過ぎて左のミスが止まらなくなる場合があります。スクエアグリップやウイークグリップのスライサーは、ぜひこの軌道をイメージしてスイングしてみてください。
ハイフィニッシュをマスターするには、足閉じドリルがオススメです。両足をそろえた状態でスイングしていると、クラブの使い方とスイング軌道が調和してくるはず。慣れてきたら徐々にスタンスを広げて、いつも通りの振り幅とスピードで振ってみてください。
ボールがつかまるインパクト、剛性の高いインパクトを体感できるはずです。
サミ・バリマキ
1998年生まれ、フィンランド出身。2019年のプロ転向後、DPワールド(欧州男子)ツアーでデビュー。20年の「オマーンオープン」で初勝利を飾り、23年の「カタールマスターズ」でツアー2勝目を達成。翌年からPGAツアーを主戦場にし、25年の最終戦「ザ・RSMクラシック」を制してフィンランド勢初のPGAツアー優勝者となった。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。世界のゴルフスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回、米国、欧州へ渡り、ゴルフに関する心技体の最新理論の情報収集と研究活動を行っている。欧米の一流インストラクター約100名に直接学び、世界中のスイング理論を研究している。海外ティーチングの講習会、セミナーなどで得た資格は20以上にのぼる。
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