- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 渋野日向子や西村優菜がギリギリ突破したQシリーズからのシード獲得確率は? 日本選手に限れば驚異の確率だった
渋野日向子や西村優菜がギリギリ突破したQシリーズからのシード獲得確率は? 日本選手に限れば驚異の確率だった
櫻井心那、渋野日向子、西村優菜が来季出場権を獲得した米女子ツアーのQシリーズ。そこで、Qシリーズ突破組の翌年シード獲得率を調べてみた。
Qシリーズからのシード獲得確率は29%
米女子ツアーのQシリーズが終わり、櫻井心那、渋野日向子、西村優菜が来季出場権を獲得した。渋野、西村にとってはシード奪回のチャンスを得た形だ。では、Qシリーズからシードを獲得する確率はどのくらいか。過去のデータから探ってみた。
25位タイ以内の選手が来季出場権をつかめるQシリーズのファイナルクォリファイング。櫻井は10位タイに入り、渋野と西村は合格ラインぎりぎりの24位タイに滑り込んだ。
Qシリーズ25位タイ以内で出場権を得た選手は優先出場リストで15番目のカテゴリーに入る。1番目のカテゴリーはCMEポイントランキング80位以内で、一般的に“シード”と呼ばれる選手たち。優先出場リストはCMEポイントランキング1位の選手から順位が割り振られる。
カテゴリー15はどのくらいの順位になるのだろうか。2025年開幕時で、カテゴリー15のトップ、すなわち2024年のQシリーズで1位だった山下美夢有の順位は137位だった。一般的なトーナメントなら出場できるが、春先のアジアシリーズなど出場枠が少ない場合は出番が簡単には回ってこないというポジションである。

ただ、序盤で好成績を残せばシーズン中に複数回あるリランキング時にカテゴリーを上げて出場機会を増やすことはできる。2025年のケースではカテゴリー15にいた5人の日本人選手は全員が5月の第1回リランキングでその時点のCMEポイントランキング80位以内が入るカテゴリー8に浮上。山下は優先出場順位を137位から101位に上げ、ぎりぎりで出場権をつかんでいた馬場咲希は160位から106位にまでジャンプアップしていた。
櫻井、渋野、西村の3人にとっても第1回リランキングまでにどれだけCMEポイントを稼げるかがシード獲得に向けて第一のカギになる。
では、Qシリーズからシード入りする確率はどのくらいなのか。渋野が最初にQシリーズを受けた2021年からの4年間のデータで調べてみた。年度によって合格ラインやカテゴリーは異なるので、現在のカテゴリー15に該当する選手を対象にした。
その結果、シードを獲得したのは114人中33人。パーセンテージで表すと29%になる。3人に1人よりも少ないわけで、決して簡単ではない。
日本選手に限るとシード獲得率は90%に!
ただし、日本人選手に限ると数字は激変する。この4年間でのべ10人の日本人選手がQシリーズから出場権を得ているが、そのうち実に9人がシードをつかんでいるのだ。その確率は90%の高率である。近年の日本人選手の勢いを感じさせるデータだ。
唯一シードを獲得できなかったのは2023年のQシリーズを経て参戦した吉田優利だが、吉田は翌2024年のQシリーズで再び出場権をつかみ、今年見事にシード入りしてリベンジを果たしている。
ちなみに西村が最初にQシリーズに挑戦した2022年は45位タイまでがツアーカードを得ているが、20位タイを境にカテゴリーが2つに区分されていた。24位タイだった西村は下のカテゴリーだったためデータ集計の対象からは外している。西村は下のカテゴリーからシードを獲得しているから、これも加えれば日本人選手のシード獲得率はさらに上がる。
次にQシリーズの順位によってシード獲得の確率が変わるのかどうかを調べてみた。まずは上位の選手。この4年間で、3位タイ以内で合格した13人中シードを獲得した選手は9人もいる。確率は69%。上位で合格した選手はさすがの好成績を残しているわけだ。
逆に今回の渋野や西村のような“最下位”の選手はどうか。この4年間で“最下位”の選手は今年の馬場を含めて4人がシードをつかんでおり、その確率は21%。平均(29%)よりやや低い程度だから、それほど気にすることはないだろう。
来季は下部ツアーにあたるエプソンツアーのランキング上位10人の資格で原英莉花も参戦を決めている。この資格はカテゴリー9に位置づけられており、Qシリーズより上位である。
エプソンツアーからの昇格組のここ4年間のシード獲得率は35%でQシリーズ組よりも高い。原にとっては心強いデータである。
ルーキーとして挑む原と櫻井、復活を期す渋野と西村。来季、全員がシードをつかむことを願いたい。
- 1
- 2
最新の記事
pick up
ranking








