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- 練習しない男・手嶋多一でも滞在時間が10時間を超えることも… ツアープロはトーナメント中のゴルフ場に何時間ぐらいいるの?
サスペンデッドなどの特例は除いて、通常、トーナメントに出場する選手は、何時間ぐらいゴルフ場に滞在するのでしょうか。
スタート前に練習場で仕上げるのはNG!?
ツアープロにとってゴルフ場は仕事場ですが、果たして何時間ぐらい滞在しているのでしょうか。かつては“日本一練習しないプロ”と呼ばれた手嶋多一プロはラウンドを終えると即効でコースを後にしていましたが、一般的な選手の動向は?
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ゴルフ場に来る時間は選手によってまちまちです。それこそスタート時間の20分前ぐらいに来る選手もいれば、2時間以上前に来る選手もいます。
当然、ギリギリに来る選手はドライビングレンジに行くこともなく、軽くパッティングの練習をするぐらいになります。逆に、2時間以上前に来る人は、コースでストレッチなどの体のケアや朝食をとり、ドライビングレンジやアプローチ練習場、パッティンググリーンを十分活用してからスタートします。

コースに来る前に朝食を済ませておく選手は、スタートの1時間20分~30分前に来ることが多いようです。それでも準備はしっかりできますからね。トーナメントの場合、ハーフ終了時の休憩時間はほぼないので、ラウンドは4時間30分から5時間ぐらいでしょう。女子の場合は、午前・午後スタートでなければ、ハーフターンの待ち時間が30分以上になると聞きます。その場合はもう少しラウンドに時間がかかるようです。
ラウンド後は、スタート時間によって過ごし方が変わります。予選初日の午前スタートなら、レストランで昼食をとった後、2時間ほど練習をして、体のケアを行う選手が少なくありません。翌日は午後スタートになるので、ゆっくりできますからね。反対に、初日が午後スタートだと、ラウンド後にはそれほど時間もなく、翌日のスタートも早いので、軽く練習して帰ります。
なので、ツアープロがゴルフ場にいる時間としては、初日が午前スタートの選手なら10時間ぐらいになりますし、午後スタートの選手なら、7時間前後といったところになります。
これが海外の試合になるとコースでの滞在時間は長くなります。出場選手の数が増えるのでラウンド時間が長くなることもありますが、特にすることがなく、時間を持て余すため、日本よりもコースに早く来て、遅く帰るからです。
ただ、スタート前の練習時間が長いのも良し悪しなんですよね。気持ち的にちょっとだれてしまいがちなんです。しかも、すっかり仕上げたにもかかわらず、スタートホールのティーショットを曲げてしまうと、結構ショックが大きいですからね。
多少不安を抱えてティーオフしたほうが、むしろ好スコアで回ってくることが多いと思います。ラウンドの途中から調子を上げていけばいいわけですから。もちろん、これはタイプにもよるので一概にはいえませんが、ボクは少し不安を抱えたい派ですね。
街中の練習場のほうが集中できる
ラウンド後の練習時間ですが、3日目を終えたときに長く練習する選手は2タイプに分かれます。一つが優勝争いに絡んでいる選手。もう一つが予選は通過したものの、調子が悪い選手です。
前者は当然、ベストな状態で最終日を迎えられるように調整しますし、後者は最終日よりもその後の試合を考えて調子を取り戻そうとするので練習時間が長くなります。どちらにも属さない選手は、巻き返しが難しいだけに、軽めの練習で帰ります。
ちなみに、私がレギュラーツアーをメインにしていた頃、よく練習しないプロと呼ばれていました。ラウンド後にすぐコースを後にするからです。ただ、真っすぐホテルに帰っていたわけではありません。ラウンド中に気になったことがあると、その日のうちに解決したいタイプなので、一般の練習場でボールを打っていました。
なぜ切り返しが速くなっていたのか、なぜプッシュアウトがあんなに多く出たのかなど、疑問があればすぐに解決しなければ、翌日のラウンドに影響が出てしまいます。コースのドライビングレンジだと、どうしてもいろんな選手が話しかけてくるので、なかなか集中できません。問題を解決したいときは、できるだけ集中したいですし、コースとは雰囲気を変えたいので、街中の練習場を探しました。
距離が短くても、ボールが古くても関係ありません。隅っこのほうでボールを打ちながら、ああでもない、こうでもないと理由を考えるわけです。正解ではなくても、自分が納得する答えを得られればOKです。たとえ、翌日のコースでそれを試してうまくいかなかったとしても問題はありません。その答えを正解の選択肢から排除できるからです。
たとえ練習場へ行かなかったとしても、ホテルの部屋にある鏡の前で徹底的にスイングをチェックします。いつもと違うところが見つかればいいですが、自分なりのヒントをつかむまでチェックは続きます。極端な話、鏡を抱いて寝たいぐらい、鏡の前でチェックしている感じですね。人によって、コースにいる時間は様々ですが、ゴルフのことを考えている時間はみんな長いと思いますよ。
手嶋多一(てしま・たいち)
1968年10月16日生まれ、福岡県出身。15歳で日本オープンの予選を通過するなど、ジュニア時代から活躍し、“九州の怪童”と呼ばれる。米国留学を経て93年に国内男子ツアーでプロデビュー。日本オープン、日本プロなどツアー8勝を飾る。07年には欧州ツアーにフル参戦している。現在はシニアツアーを主戦場にしながら、男子ツアーにも数試合出場している。2025年は国内シニアツアー最終戦「いぶすき白露シニア」で4年ぶり3勝目を挙げる。ミズノ所属。
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