- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 「心強かった父」と「救われた社員のメッセージ」 山下美夢有の“海外メジャー制覇”を支えた2つの絆
今年の「全英女子オープン」を制した山下美夢有(やました・みゆう)が23日、所属先である花王が開いた「海外メジャー優勝祝賀会」に出席した。
父の現地入りが「優勝につながったと思います」
今年の「全英女子オープン」を制し、日本勢としては史上6人目のメジャーチャンプとなった山下美夢有。その偉業をたたえようと、所属先である花王が「山下美夢有プロ 海外メジャー優勝祝賀会」を12月23日、都内某所で開いた。
当日は180人もの招待客が来場し、JLPGAの小林浩美会長やプロゴルファーの中嶋常幸も出席。花王の長谷部佳宏代表取締役社長執行役員らと鏡開きを行った。
2022、23年のJLPGAツアーで年間女王のタイトルを獲得。24年もツアー2勝を挙げ、満を持して25年から米女子ツアー(USLPGA)に参戦した山下。前半戦はトップ10に入るものの、優勝争いに絡むことができなかった。しかし、「全英女子オープン」では大会2日目に今季初のトーナメントリーダーに立ってそのまま逃げ切った。

「シーズン前半はなかなか調子が上がりませんでしたが、全英女子オープンではコーチである父(勝臣氏)が現地に来て、自分を見てくれたのが心強かったです。その時に調子も上がったので、優勝につながったと思います」と、振り返った山下。
5歳でゴルフを始めたときからずっとスイングを見続けていた勝臣氏だけに、的確なアドバイスを送ったことは容易に想像できる。その後、「メイバンク選手権」でも優勝し、ポイントランキング2位となっただけでなく、ルーキー・オブ・ザ・イヤーのタイトルを獲得したことを考えると、「全英女子オープン」がターニングポイントになったのは間違いない。
「海外メジャーに勝つことを目標にしていたので、達成できた瞬間は本当にうれしかったですし、また優勝を目指して頑張ろうっていう気持ちになりました」
目標を達成すると燃え尽き症候群になるケースもあるが、山下に限ってはその心配はなさそうだ。「今回の優勝はゴールではなく、スタートだと思っています。自分の武器であるショット力を生かして、世界ナンバーワンになることを目標に掲げます」と、祝賀会のあいさつでも力強く語っていた。
実際、山下にとって今年は米ツアー挑戦元年だったこともあり、トーナメント会場はほぼ初見のコースばかりだった。しかも、長距離の移動や体調管理、慣れない食事、生活習慣、現地の言葉など、乗り越えなければいけないハードルは決して低くはなかった。にもかかわらず結果を残し、世界ランキングも4位まで上げたことを考えると、世界ナンバーワンにたどり着く日もそう遠くはないと思える。
「このオフは体幹を中心に鍛えたいですし、終盤戦は思うような成績を残せなかったので、今は室内練習場でスイングチェックを主にやってる感じです」。米女子ツアーの開幕戦まであと1カ月余り。ここからさらにペースを上げて仕上げていくつもりだ。
海外選手も使っていたビオレの日焼け止め
なかなか優勝争いに絡めなかったと語っていた今季の前半戦、気持ちを前に向かせてくれたのが、花王の社員から届けられたメッセージだったという。
「長谷部社長を筆頭に社員の皆さんがすごく応援してくださり、温かいメッセージをたくさんいただきました。そういう温かさが心に響き、救われた部分が大きいと思います」
海外での生活は予想以上に孤独を感じるし、気持ちがふさぎやすい。そんなときにもらった応援メッセージだからこそ、なおさらうれしかった。

ただ、同社が山下を支えたのはそれだけではなかった。「米国は日本よりもかなり紫外線が強いんですよね。なので、1試合に1本は日焼け止めを使います」。
山下のサンバイザーには“BioreUV”の文字が入っているが、その日焼け止め製品が大量に送られてくるという。チューブタイプだけでなく、ミストタイプも頭皮や髪の毛にしっかりとかけて紫外線を防御するのが、ルーティンにもなっていた。
面白いのは、USLPGAの選手も同社の日焼け止め製品を使っているらしく、山下にわざわざ見せてくれるという。ある意味、コミュニケーションの手段にもなっていただけに、山下にとって花王は心強いスポンサーだともいえるが、「全英女子オープン」ではしっかりと“BioreUV”をアピール。
まさに理想的なウインウインの関係だといえるだろう。
山下 美夢有(やました・みゆう)
2001年生まれ、大阪府出身。2019年のプロテストに合格。21年の「KKT杯バンテリンレディスオープン」でツアー初勝利。22年シーズンは5勝を挙げ、史上最年少21歳103日での年間女王を達成。続く23年も公式戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」連覇を含む5勝を挙げ、2季連続年間女王の偉業を成し遂げた。25年シーズンからは米ツアーを主戦場とし、同年の「AIG女子オープン(全英女子)」で米ツアー初優勝をメジャーで飾る。11月の「メイバンク選手権」で2勝目を挙げた。
- 1
- 2
最新の記事
pick up
-
「上達志向ゴルファーに最適解!」 “飛んで止まる”テーラーメイドのNew「ツアーレスポンス ストライプ」登場<PR>
-
“自分で操りたい派”に刺さる? テーラーメイドの新「SYSTM2(システムツー)」パター登場! 世界的ヒット作「スパイダー」との違いは?<PR>
-
今後ゼクシオはどこへ向かうのか? 家田社長が語る「25年」の継承と「XXIO 14」の挑戦<PR>
-
これが最新電気自動車の現実だ! 往復600キロのゴルフ旅を日産 新型「リーフ」で行ってわかった“BEVの安心感と実用性”<PR>
-
中田翔 VS. 河本力 の飛距離対決! キャロウェイの新作「QUANTUM」ドライバーで驚きの300ヤード超え連発<PR>
ranking











