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- 石川遼が実践する“竹ぼうき”素振り PGA昇格を見据えた練習法は全ゴルファー必見のドリルだった
PGAツアーの解説も務めるゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏が、ツアーの第一線で活躍する選手のプレーを独自の視点で分析。今回は、今季からPGA下部のコーンフェリーツアーに参戦する石川遼(いしかわ・りょう)選手の練習法に注目しました。
全身を使ったスイングが身に付く
石川遼選手が参戦する米下部のコーンフェリーツアーが、1月11日に開幕します。2026年シーズンは石川選手をはじめ、杉浦悠太選手や大西魁斗選手らが同ツアーに参戦。年間ポイントレース20位以内を目指し、来シーズンのPGAツアー昇格を狙います。
石川選手といえば、昨年の国内ツアー開幕戦あたりから“竹ぼうき”で素振りをする姿がたびたびニュースに。その模様はJGTOの公式SNSでも公開され、さらにQシリーズ・ファイナルステージ(最終予選会)に出場した際も、PGAツアーの公式SNSで取り上げられていました。

昔からある練習法ですが、古典的ながらその効果は絶大です。
最大のポイントは、クラブよりも重くて空気抵抗を受けながら振れる点。手先だけでは振れなくなるため、全身を使ったスイングを自然に身に付けることができます。
石川選手は以前までヘッドを走らせてスイングしていましたが、現在は体と腕をシンクロさせて、体のエネルギーで飛ばすスイングにシフトチェンジしています。竹ぼうき素振りは、彼が追求するスイングに近づくために非常に効果的といえます。
ほうきの選び方にも要注意
この練習法は一般ゴルファーの皆さんにもオススメです。手先でクラブを操作してしまう人はもちろん、トップがコンパクトな人もこの素振りを行うといいでしょう。
トップが低めのスイングは、方向性を担保しやすいメリットがある反面、ヘッドの運動量が少なくなってクラブのエネルギーを使えず、クラブスピードを上げにくくなります。しかし、竹ぼうき素振りを繰り返し行うことで自然と足が動くようになり、自分でエネルギーを生み出すことができるようになっていきます。
このドリルを行う際は、ほうきの選び方に注意が必要です。グリップ部分が太すぎると実際のスイングとかけ離れたイメージになるので、手になじむ太さをチョイスしてください。
また、重すぎる竹ぼうきは手で担ぎ上げる動作が入って、逆に手打ちを助長することにも。いつも通りのリズム、タイミングで振れる範囲の重量で素振りすることをオススメします。ちなみに、石川選手の竹ぼうきは先端の枝を減らし、ほどよい抵抗感でスイングできるようアレンジしてあるようです。
スイングを安定させたい人は、手首をロックし、右ヒジを曲げないようにバックスイングして振ってみてください。体幹に力を入れながら体の回転でクラブを上げる感覚を身に付けることができます。
ゴルフを始めたての人は振り感を養うことができますし、中上級者にとってはライン出しショットのイメージ作りにも効果的。竹ぼうき素振りは幅広いゴルファーにおすすめの練習法です。
石川 遼(いしかわ・りょう)
1991年9月17日生まれ、埼玉県出身。高校生で初出場した「マンシングウェアオープンKSBカップ」で史上最年少の15歳8カ月で優勝を飾る。2008年にプロ転向、翌年は年間4勝を挙げ最年少賞金王に輝く。10年の「中日クラウンズ」では、当時の世界最少ストローク「58」を叩き出した。13年から5年間は米ツアーを主戦場として、18年から国内ツアーに本格復帰。翌19年は3勝を挙げて賞金ランク3位に入った。24年「三井住友VISA太平洋マスターズ」で同大会最多の4勝目を挙げた。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。デビッド・レッドベターら世界中のコーチの教えを直接学んだゴルフスイングコンサルタント。現在は主にPGAツアーの解説者なども務め、ゴルフ最前線の情報収集を行っている。
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