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- PGAのトッププロだってやらかす… ミスに学ぶ恐怖場面の“処方箋” シャンク地獄にハマる原因と防ぎ方
PGAツアーの解説も務めるゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏が、ツアーの第一線で活躍する選手のプレーを独自の視点で分析。今回は同ツアーのトップを走る選手たちの“ミスショット”に注目しました。
原因は振り遅れと手打ち 抑えようとするほど危険
チャックリ、ダフリ、ホームランにシャンク…。PGAツアーのミスショット集が、同ツアーの公式SNSで公開されています。
「トッププロでもアマチュアと同じようなミスをするんだ」と、少し安心するような10シーンがアップされていますが、今回注目したのは4番目の動画。ツアー通算4勝をマークしているチャーリー・ホフマン選手のシャンクです。
目の前に大きな池が広がるパー3。池越えのティーショットに臨んだホフマン選手のボールは、池のさらに右側にある陸地まで飛んでいきました。

シャンクした原因は振り遅れ。ホフマン選手はカットに振って弾道を抑えようとしましたが、切り返しで下半身が動く前に手元が先行してしまい、フェースが開いてネックに当たったのです。
抑えて打つショットは、振り幅が小さくなりがち。始動から切り返しまでの時間が短くなるため、下半身より先に手元が前に出やすくなるわけです。
また、池越えというシチュエーションも手元が先行しやすくなる要因の一つ。上体に力が入って足の動きが止まり、手打ちスイングになってしまいました。
他にもシャンクが出やすい状況はあります。例えば、絶好のフェアウェイからコントロールしてグリーンを狙うショット。ボールを運ぼうとすると右手でスイングを調整してしまい、ヘッドが走らずに手元が先行してしまうのです。
「シャンクは一度出ると止まらなくなる」というイメージを持っている人もいると思いますが、その理由もヘッドが走らなくなるから。一度シャンクをすると、再びシャンクするのを怖がって、ヘッドを丁寧に動かそうとしてしまうのが大きな原因です。
シャンクを防ぐカギは“ヘッドの重さ”を感じること
池越えや谷越え、フェアウェイからコントロールショットでグリーンを狙う状況など、シャンクしそうな時は“ヘッドの重さ”を感じながら振ることを心掛けてください。ショット前に右手の親指と人差し指を外して連続素振りをするのが効果的。遠心力を感じながら、大きなアークでクラブを振りましょう。
同様に、両手の間隔を広げるスプリットハンドで素振りをするのも効果的です。左手を支点にして、右手でクラブの重みを感じながらヘッドを走らせてください。リキみやすい場面では、これらの素振りをすることでシャンクを防ぐことができます。
特定の状況に限らず、いつも急にシャンクが出るという人は、「棒でボールを打つ」イメージでスイングをしているのではないでしょうか。棒の先端にはヘッドがあり、ヘッドにあるフェースでボールを捉える、ということをもう一度思い出してください。アドレス時のボール位置をフェースのトゥ側にズラし、トゥ側でボールを打つ練習をするとシャンク癖が改善されていきます。
プレッシャーがかかる時やミスが怖い時ほど、ヘッドの重さを感じながらスイングするが大切。どんどんヘッドを走らせてシャンクを防ぎましょう。
チャーリー・ホフマン
1976年生まれ、米国カリフォルニア州出身。ネバダ大学ラスベガス高を卒業後、2000年にプロ転向。2007年の「ボブホープ・クライスラークラシック」で米ツアー初勝利。2010年の「ドイツバンク選手権」では首位と4打差の4位タイで最終日を迎え、ベストスコア「62」をマーク。2位に5打差をつけて逆転優勝を飾った。2014年「OHLクラシックatマヤコバ」で3勝目、2016年「バレロテキサスオープン」で4勝目を挙げている。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。世界のゴルフスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回、米国、欧州へ渡り、ゴルフに関する心技体の最新理論の情報収集と研究活動を行っている。欧米の一流インストラクター約100名に直接学び、世界中のスイング理論を研究している。海外ティーチングの講習会、セミナーなどで得た資格は20以上にのぼる。
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