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- PGA屈指の飛ばし屋! 開幕戦を制したゴーターアップは“低弾道の使い手” 球筋を抑えたい時に絶対守るべき2つのポイント
PGAツアーの解説も務めるゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏が、ツアーの第一線で活躍する選手のプレーを独自の視点で分析。今回は同ツアー開幕戦「ソニー・オープンinハワイ」を制したクリストファー・ゴッターアップ選手の“ティーショット”に注目しました。
低い球でランを稼いでいた開幕戦のゴッターアップ
2026年のPGAツアーがついに開幕。ハワイのワイアラエCCで行われた「ソニーオープンinハワイ」で優勝したのは、26歳の米国出身クリストファー・ゴッターアップ選手です。
最終日は首位と2打差の2位タイからスタートし、7バーディー、1ボギーの「64」でプレー。通算16アンダーの逆転で開幕戦を制しました。
彼の魅力はなんといってもドライバーの飛距離。ドライビングディスタンスは、デビューした2024年が5位(316.2ヤード)、2025年が7位(316.7ヤード)とツアー屈指のパワーを誇っていますが、PGAツアーの公式SNSには、そんなゴッターアップ選手のティーショット動画がアップされています。

特徴的なのは、非常にアクティブに足を使う点です。バックスイングでは右ヒザを伸ばしながら反動を使ってスピーディーにクラブを上げ、早いタイミングで切り返し。左足で踏み込んで地面反力を使ってパワーを生み出しています。
また、切り返しでクラブをやや逆ループさせるのも彼の特徴です。バックスイングをインサイドに上げ、ダウンスイングはアウトサイドからクラブを立てて下ろします。このヘッド軌道で中弾道の力強いフェードボールを打ち、飛距離を稼いでいるわけです。
普段から高さを抑えて打つことが多いゴッターアップ選手ですが、今回紹介した動画はそれよりもさらに低い“超低弾道”。地面が硬いワイアラエCCの特徴を生かし、低い球でランを稼いでいました。
意識すべきは“目線”と“フィニッシュの形”
地を這うような低い弾道でも飛ばせるのは、圧倒的なパワーとスピードがあるから。ですが、一般ゴルファーの皆さんも、高さを抑えたティーショットを覚えておくとコース攻略の幅が広がります。例えば、両サイドに林がある時や風が強い時、打ち下ろしのシチュエーションなどで低い球は非常に有効です。
球筋を抑えたい時は、まず“目線”に注意してください。目線を高くすると、右肩が下がったアドレスやスイングになってアッパー軌道になるからです。
いつもより低い位置にターゲットを設定し、弾道をイメージしながら構えましょう。アドレスしてから目標を見る際は、首を起こして両目のラインと地面を平行にするのではなく、首だけ回して目標を確認するのがポイント。ダウンスイングで体が起きにくくなり、ダウンブローでインパクトしやすくなります。
スイングはコンパクトにするのが球を抑える時の鉄則。特にフィニッシュはフルショットのように振り切らず、胸の前から手元が外れない高さに収めるイメージがいいでしょう。最初にフィニッシュの位置を決め、その形を目指してスイングすると、自然に球筋が低くなります。
「ダウンブローで打とう」「ロフトを立ててインパクトしよう」などと、ダウンスイングで細工をするのはミスの元。球を抑えたい時は“目線”と“フィニッシュの形”だけを意識して臨んでみてください。
クリストファー・ゴッターアップ
1999年生まれ、米国メリーランド州出身。オクラホマ大学在学中はジャック・ニクラウス賞を獲得するなど活躍。PGAツアー・ユニバーシティ、コーンフェリーツアーを経てPGAツアーに参戦。2024年の「マートルビーチクラシック」でツアー初勝利を飾り、25年「ジェネシススコットランドオープン」で2勝目。26年シーズンの開幕戦「ソニー・オープンinハワイ」を制して3勝目をマークした。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。世界のゴルフスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回、米国、欧州へ渡り、ゴルフに関する心技体の最新理論の情報収集と研究活動を行っている。欧米の一流インストラクター約100名に直接学び、世界中のスイング理論を研究している。海外ティーチングの講習会、セミナーなどで得た資格は20以上にのぼる。
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