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- 昨年7勝の日本勢はさらに上へ行けるか 過去最多15人参戦の米女子ツアー開幕、CMEポイントとカテゴリー制度を総整理
米女子ツアーが開幕し、日本勢は過去最多の15人が参戦。CMEポイント制度や出場優先カテゴリー、80位以内を巡るシード争い、リシャッフルの重要性を整理する。
目指すはCMEグローブポイントランキング80位以内
過去最多となる15人の日本選手が参戦する今季の米女子ツアー(LPGAツアー)。昨年はメジャー2勝を含む7勝を挙げた日本勢のさらなる活躍が見どころだ。そこで今季開幕にあたり、ツアーの仕組みをあらためて整理しておこう。
シーズンは1月29日開幕の「ヒルトン・グランドバケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」を皮切りにスタート。全33試合(公式競技31試合)が行われ、賞金総額は1億3200万ドル(約201億5640万円)と過去最高規模で争われる。開催地も米国13州に加え、世界13の国と地域に広がり、よりグローバルなツアー構成となっている。

公式競技では順位に応じてCMEグローブポイントが付与される。通常大会では優勝500ポイント、2位320ポイント、3位230ポイントなど。一方、メジャー5大会(シェブロン選手権、全米女子オープン、KPMG全米女子プロゴルフ選手権、アムンディ・エビアン選手権、AIG女子オープン)は3割増しとなり、優勝650ポイント、2位416ポイント、3位299ポイントが与えられる。ポイントランキング上位60人が最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」に出場できる。
選手たちがまず目指すのはこの60位以内だが、翌季シード権を確保できる80位以内も重要な目標となる。出場優先順位は全20カテゴリーで構成され、上位カテゴリーほど出場機会が多い仕組みだ。ランキング80位以内とメディカルなどの適用選手が「カテゴリー1」に入り、日本勢では山下美夢有、竹田麗央、畑岡奈紗、西郷真央、岩井明愛、岩井千怜、勝みなみ、古江彩佳、馬場咲希、吉田優利の10人が該当する。
続いて「カテゴリー2」(生涯獲得賞金トップ20)、「カテゴリー3」(過去5シーズンのメジャー優勝者)、「カテゴリー4」(過去2シーズンのツアー優勝者)、「カテゴリー5」(過去3シーズンで年間複数回優勝者)、「カテゴリー6」(過去4シーズンで年間3勝以上)、「カテゴリー7」(23、24年に非会員で優勝し会員登録した選手)と続く。21年と24年の全米女子オープン覇者・笹生優花はカテゴリー3に位置している。ここまでで約100人が対象となり、シーズン終了まで優先順位は維持される。
リシャッフルで80位以内に入れば出場機会が拡大
主な下位カテゴリーを見ると、「カテゴリー9」(25年エプソンツアー賞金ランキング10位以内)には原英莉花、「カテゴリー15」(25年Qシリーズ25位以内)には櫻井心那、西村優菜、渋野日向子が入った。原は優先順位108位で、多くの大会に出場可能だが、144位の櫻井、160位の西村、163位の渋野は出場機会が限られる試合も多い。
その状況を打開するチャンスが、シーズン中に2度実施されるリシャッフルだ。国内女子ツアーのリランキングに近い制度で、カテゴリー9以下の選手が対象。5月の第1回リシャッフル時点でポイントランキング80位以内に入っていれば「カテゴリー8」に昇格し、出場可能試合が大幅に増える。ただし国内ツアーと異なり、シード選手を含めた全体ランキングが基準となるため、ハードルは高い。
それでも昨年は、カテゴリー15だった山下、馬場、岩井明愛・千怜、吉田が80位以内に入りカテゴリー8へ昇格し、今季シード権獲得につなげた実例がある。櫻井、西村、渋野にも十分チャンスはあり、序盤戦からの上位進出が鍵を握る。
昨年はポイントランキング2位に山下、4位に竹田、9位に畑岡が入った日本勢。同制度導入後、年間1位に立った日本選手はまだいないだけに、最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」を制し、年間女王に輝けるかどうかも大きな注目点となる。
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