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- 日本選手の米ツアー2位は通算28回目! 久常涼が刻んだ14人目の足跡と初優勝を予感させる吉兆データ
米ツアー「ファーマーズインシュアランスオープン」で久常涼が自己最高となる2位タイとなった。
初の2位は1936年の戸田藤一郎
米ツアーの「ファーマーズインシュアランスオープン」で久常涼が自己最高の2位タイに食い込んだ。米ツアーで2位(タイを含む)に入った日本人選手は何人目か。また、同大会での2位は初優勝に向けて吉兆というデータがある。
首位のジャスティン・ローズ(英国)から8打差3位タイで「ファーマーズインシュアランスオープン」の最終日を迎えた久常。米ツアーで初体験の最終日最終組にも臆することなく3アンダーの69とスコアをまとめ、優勝したローズとは7打差ながらも2位タイでフィニッシュ。2024年の「ウィンダム選手権」で記録していた3位タイの自己最高位を塗り替えた。
米ツアーにおける日本人選手の優勝経験者はゴルフ好きなら比較的すんなりと名前が出てくるのではないだろうか。初優勝が古い順に青木功、丸山茂樹、今田竜二、松山英樹、小平智の5人である。

では2位になったことがある日本人選手はどのくらいいるのだろうか。
最も古い例は戦前だ。1936年にウィンターサーキットという、現在の米ツアーの原型である一連のトーナメントに参戦していた戸田藤一郎が「ハリウッドオープン」で1打差の2位タイという成績を残している。
2人目が村上隆。1977年の「ハワイアンオープン」で3打差2位タイに入っている。
次が青木功で、オールドファンには懐かしい“バロタスロールの死闘”である。1980年の「全米オープン」、ジャック・ニクラウス(米国)と首位タイで最終日に入った青木は息詰まる熱戦を繰り広げ、2打及ばなかったがメジャーの大舞台で2位に入ったのだ。青木は計3回2位を記録している。
その後、新井規矩雄、水巻善典、尾崎直道、細川和彦、伊澤利光、横尾要といった面々が1回ずつ2位に入っている。水巻と伊澤は6人でのプレーオフで敗れての2位タイだった。
米ツアー3勝の丸山茂樹は2位には4回入っている。今田竜二は3回、石川遼は2回の2位を記録しており、米ツアー日本人最多の11勝を挙げている松山英樹は7回だ。ここまで、戦前の戸田を含めて13人が27回の2位を記録しており、今回の久常が日本人選手14人目、通算28回目である。
丸山・今田は「今大会2位→優勝」のルートを辿った
久常が2位に入った「ファーマーズインシュアランスオープン」は1952年に創設された歴史あるトーナメントだ。カリフォルニア州が舞台で、1968年からはトーリーパインズGCが会場になっている。
日本人選手とも比較的縁のあるトーナメントで1984年には中嶋常幸が南コースの当時の新記録となる63をマークしている。
同大会で優勝した日本人選手はいないが、2位は過去2回あった。最初の2位は丸山が米ツアー参戦1年目の2000年に記録したもので、当時のトーナメント名は「ビュイック招待」だった。丸山は参戦わずか3試合目でビッグネーム同士の争いに加わり、優勝したフィル・ミケルソン(米国)には4打及ばなかったが、タイガー・ウッズ(米国)と並ぶ2位タイに入って米ツアーで戦う手応えを得た一戦だった。
次が2008年の今田竜二。優勝したウッズとは8打離れていたが、堂々自身2回目の2位に入っている。
丸山と今田には共通点がある。このトーナメントで2位になったのは米ツアー未勝利時代だったということだ。
丸山は翌2001年の「ミルウォーキーオープン」で初優勝を飾り、今田は4カ月後に勝利をつかんだ。かつて「ファーマーズインシュアランスオープン」で2位に入った日本人選手の先輩2人は、この成績が弾みとなってウイナーズサークルへと足を踏み入れたのである。久常にとって吉兆といえるデータだ。
久常は米ツアー参戦1年目の2024年からシード入りしており、勝つだけの実力は備えている。今回の2位が日本人6人目の米ツアー制覇への大きな足掛かりになるはずだ。
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