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- 「日本が強くなり韓国が弱くなった」は本当か? 米ツアー3勝のユ・ヘランに直球質問
日本勢の活躍が目立つ中、韓国勢の現状をどう捉えるのか。米ツアー3勝のユ・ヘランが日韓比較の見方に言及し、国を超えた女子ゴルフ全体のレベル向上について語った。
「非常に敏感な質問」 核心に触れた瞬間の空気感
◆米国女子プロゴルフ
ホンダLPGAタイランド 2月19~22日 サイアムCC オールドC(タイ)6649ヤード・パー72
昨今の米女子ツアー(LPGA)を語る上で、日本勢の勢いは無視できない。
昨季は山下美夢有がメジャー「AIG女子オープン」を含む2勝を挙げ、日本人初のルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)を受賞。さらに西郷真央のメジャー制覇、竹田麗央、岩井明愛・千怜姉妹の初優勝など、日本勢がリーダーボード上位を席巻した。
一方で、かつてツアーを圧倒した韓国勢には「勢いに陰りが見える」との声も少なくない。昨季も6勝(キム・アリム、キム・ヒョージュ、ユ・ヘラン、ファン・ユミン、キム・セヨン、イム・ジンヒ&イ・ソミ)を挙げ、決して低迷しているわけではないが、日本勢の鮮烈な活躍と比較される機会が増えているのは事実だ。
スポーツの世界において常につきまとう「日韓比較」。当の韓国選手たちは、この現状をどう捉えているのだろうか。

米ツアー通算3勝を誇る24歳のユ・ヘランに、この直球の質問をぶつけた。当初、彼女は「その質問は何度も受けていますし、ものすごく敏感な部分。答えるのが難しいです」と戸惑いの表情を見せた。
日韓の優劣を問うような、あるいは母国の勢いが衰えたことを認めさせるような問いに対し、トッププレーヤーとして安易な回答は避けたい――。そんなプロとしての葛藤と緊張感が、その場の空気に漂った。
しかし、質問の意図が「単なる比較ではなく、メディアの報じ方や現場のリアルな感触を知りたい」という点にあると伝わると、彼女は足を止め、自身の考えを丁寧に言葉にし始めた。
山下美夢有の新人賞が証明したもの
ユ・ヘランはまず、日本勢の実力を率直に認めた。
「実際に日本の選手のレベルは上がっていますし、特にショートゲームの巧さは際立っています」
その象徴として彼女が挙げたのが、昨季の新人賞に輝いた山下だった。
「山下選手が新人賞を獲ったのは、そのコースに合った技術やマネジメント力があるからこそ。米ツアーはパワーヒッターが有利だと思われがちですが、決してそうではない。実力さえあれば勝てることを、彼女が証明したのだと思います」
飛距離至上主義に陥りがちな現代ゴルフにおいて、山下の“勝つためのマネジメント”を高く評価している点は興味深い。
2国間比較を超えた「ツアー全体の底上げ」
しかし、ユ・ヘランが最も強調したかったのは、「日本対韓国」という狭い枠組みではなかった。
「日本の選手だけがレベルアップしているわけではありません。他国の選手のレベルも着実に上がっていることを知ってほしい。私はよく他国の選手のプレーや練習を見ますが、『参考にしたい』と感じる瞬間は何度もあります」
彼女が見ているのは、もはや特定の国との比較ではない。世界中から集まる精鋭たちが互いに刺激し合い、全体のレベルを押し上げているツアーそのものの進化だ。
「日本が強くなって、韓国が弱くなったという単純な見方をするのではなく、ツアー全体を俯瞰的に見てほしいと思っています」
ユ・ヘランの言葉には、ライバルへの敬意と自身の置かれた環境を冷静に見つめるプロフェッショナリズムが宿っていた。その言葉は、“国旗の色”よりも、「いかにコースを攻略し、世界中の強豪の中で勝ち抜くか」という本質的な問いこそが重要であることを示している。(タイ・チョンブリ/キム・ミョンウ)
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