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- 世界1位のスイングは“垂直軸”優位! 回転力を上げるコツは右ヒザの使い方と足裏の重心移動にあった
PGAツアーの解説も務めるゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏が、ツアーの第一線で活躍する選手のプレーを独自の視点で分析。今回は世界ランキング1位に君臨するジーノ・ティティクル選手のスイングに注目しました。
参考にすべき“垂直軸優位”なスイング
ゴルフのスイングには、前後軸が優位なスイングタイプと垂直軸が優位なスイングタイプがあります。
前後軸とは、クラブを振るときに肩を上下に動かしてタテ回転させる際の軸のこと。地面反力を使いやすく、飛距離が伸びやすい特徴があります。
一方、垂直軸とは地面に対して垂直な軸のこと。デンデン太鼓のように軸を中心にして体を左右に回転させるスイングで、安定性が高くなる特徴があります。

スイング中は前後軸と垂直軸をミックスさせて体を動かすわけですが、ゴルファーによってどちらかが優位な体の動かし方をします。
前後軸が優位な代表的プレーヤーはローリー・マキロイ選手。見るからにダイナミックに体を動かすスイングですから、筋力やスピードがないとマネできないというイメージを持つのではないでしょうか。
一方、垂直軸優位のプレーヤーは、コリン・モリカワ選手やダスティン・ジョンソン選手ら。男子プロの名前を挙げるとこちらもマネをするのは難しいと思うかもしれませんが、垂直軸優位なスイングは女子選手に多くみられ、筋力やスピードがなくても比較的参考にしやすい動きといえます。
ティティクルに学ぶテークバックと回転力
前後軸優位のスイングを習得するなら、現在女子ゴルフの世界ランキング1位に立つジーノ・ティティクル選手のスイングをイメージするといいでしょう。
まず、注目してもらいたいのはテークバックです。右腰を後ろに引いて腰を水平に回しながら、ヘッドを真っすぐ後ろに引いています。垂直軸優位のスイングは、テークバックでクラブをインサイドに引きやすい点に注意が必要。体の回転と一緒に手元が内側に入ると、振り遅れなどのミスにつながるからです。
ティティクル選手は両腕を伸ばしたまま腕と体を一体化させ、ヘッドを真っすぐ動かしてインに引きすぎる動きを防止しています。
ノーコックでクラブを上げる動きも理想的。手元が腰の高さに上がった時の形を、後方からチェックしてください。ヘッドが手元より外側にあればOK。ヘッドがクラブより内側に入っていれば、インサイドに引きすぎていることになります。
続いて参考にしたいのは切り返しです。マキロイ選手のような前後軸優位のプレーヤーは左足の下に向かって踏み込んでいきますが、ティティクル選手は右腰をアドレスの位置に戻すイメージで切り返し、駒のように回転。切り返し以降も腰を回し続け、インパクトではおへそがターゲット方向を向くほど体が回転していることが分かります。
垂直軸優位なタイプは、回転スピードを上げることがスイングの肝。回転力アップには、ダウンスイングで右ヒザを前に出さず、左ヒザに寄せていくように動かすのがポイントです。
その際は足裏の重心を意識するとスムーズ。バックスイングでは右足カカト側と左足ツマ先側に重心を動かし、切り返し以降は右足ツマ先側と左足カカト側に加重すると軸をキープしながらクルンと回りやすくなります。
最後に、垂直軸優位なタイプはフェースを閉じながらスイングすることも重要です。腰を回すほどフェースは開きやすくなるので、バックスイングからアームローテーションを使わずにフェースをシャットに使い続けましょう。これらのポイントを参考にすると、ショットのクオリティがどんどん上がっていくはずです。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。デビッド・レッドベターら世界中のコーチの教えを直接学んだゴルフスイングコンサルタント。現在は主にPGAツアーの解説者なども務め、ゴルフ最前線の情報収集を行っている。
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