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- 黒字額は右肩上がりで約6億円! 「目指せPGAツアー」掲げる女子プロ協会は成長し続けられるか?
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は3月24日、都内で64回定時社員総会を行い、小林浩美会長らが報道陣の取材に答えた。
樋口久子顧問が80歳で定年のため勇退
年間収益は過去最高の約6億円。10年ビジョンで目指すは更なるエンターテイメント。目指すは「PGAツアー」。功労者・樋口久子は顧問から勇退。2025年度のJLPGAを総括する会見はトピックが目白押しとなった。
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日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は3月24日、都内で第64回定時社員総会を行った後、80歳になった前会長で顧問である樋口の退任セレモニーを行い、その後、小林浩美会長らが会見を行った。
日本ツアー69勝で1977年「全米女子プロゴルフ選手権」優勝の大先輩。日本の女子プロ黎明期を引っ張ってきた樋口に対して、「この日を迎えて残念で、残念で、残念で、残念で……。会長、相談役、顧問と大所高所からご指導いただき、私たちは成長発展することができました。樋口さんは唯一無二の存在。ありがとうございました」と、小林浩美会長が謝辞を述べる。

対する樋口は「過分なるごあいさつを頂きました。私だけでなく、みなさんがいてくれたおかげで協会が発展してきたことをうれしく思います」と応じて花束を受け取った。
JLPGAの定款により、顧問の定年は80歳と決められているための勇退だ。ただ、樋口はトーナメントのプロアマに主催者から呼ばれる機会もまだまだ多いため、引き続き会場に姿を見せることも多い。、協会の役職を離れても後輩たちとの接点は続きそうだ。小林会長も「樋口さんは協会の枠を超えている人なので」と笑った。
会員数1349名中、出席14名、委任状946名で成立した総会
会員数1349名中、出席14名、委任状946名で成立した総会では、40期(2025年度)の事業・決算報告が行われ、承認された。明かされたのは、3年連続黒字となり、過去最高の約6億円のプラス収支となったこと。
23年度総会後には「今年は5億円、黒字になりました!」と満面の笑みを浮かべていた小林会長だが、3年連続とあって余裕の表情。「インターネット配信が2025年からU-NEXTと5年契約できたこと、オフィシャルスポンサーが増えたこと、公認料の値上げ、新規開催大会」をその理由に挙げた。

26年からは10年ビジョン「女子プロゴルフを更なるエンターテイメントの世界へ、目指せPGAツアー」を掲げて突き進むことも淡々と話した。PGAツアーの規模はケタ違いだが、「伸びしろはいっぱいあります」と、あくまでも目標として突き進むつもりのようだ。
JLPGAが大きく成長する一方で、毎年のことながら会員の出席率の低さは気になるところだ。委任状出席で総会は成立するが、運営自体に興味がなかったり、参加しても意味がないと思っていたりする会員が多いのは相変わらず。
1967年に樋口らを1期生として日本プロゴルフ協会女子部が産声を上げ、74年に独立したJLPGAは来年、創立60周年を迎える。会員数は増え、選手たちが海外で活躍するようになり、試合数、賞金額は激増しているが、会員たちがすべてを自分のこととして考える姿勢こそがその土台を支えるのは間違いない。会員たちがそれを意識すること、執行部がそれを促し続けることが、足元を盤石するために不可欠なことを忘れてはならない。
取材・文/小川淳子
ゴルフジャーナリスト。1988年東京スポーツ入社。10年間ゴルフ担当記者として日米欧のトーナメントを取材する。1999年4月よりフリーランスとしてゴルフ雑誌やネットメディアなどに幅広く寄稿。
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