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- 飛距離を伸ばすなら“構え”から メジャー王者の一打に学ぶ“高打ち出し・低スピン”を生む飛ばしの基本
PGAツアーの解説も務めるゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏が、ツアーの第一線で活躍する選手のプレーを独自の視点で分析。今回はPGAツアー「バルスパー選手権」の初日に魅せたウインダム・クラーク選手のティーショットに注目しました。
「ここ一番」で飛ばしたい時のヒントが詰まった打ち方
PGAツアー「バルスパー選手権」で、今シーズンのロンゲストドライブが35ヤードも更新されました。446ヤードのビッグドライブをマークしたのは、2023年「全米オープン」を制してメジャーチャンピオンに輝いたウインダム・クラーク選手です。
記録が生まれたのは大会初日。437ヤードの直線的なレイアウトの10番ホールです。
昨年のドライビングディスタンスで311.7ヤード(25位)をマークしているクラーク選手は、ドライバーを振り切るとボールは左方向へ。カートパスに着弾すると大きく前に跳ねてコロコロと転がり、グリーン左サイドの奥、カートパスより左にあるベアグランドで止まりました。

記録上は“446ヤード”のビッグドライブですが、カートパスで跳ねて距離を稼いだ一打だったというわけです。
この後、クラーク選手はベアグラウンドからの残り46ヤードの2打目で、グリーンをとらえられず3オン。2パットでボギーとしています。
結果にこそ結びつきませんでしたが、この10番ホールのティーショットには、「ここ一番」で飛ばしたい時のヒントが詰まっていました。
「高打ち出し・低スピン」が飛距離を生む理由
まず、注目したいのはスイングのスピード感です。
バックスイングが速く、切り返しのテンポも速め。現代の飛ばし屋と呼ばれる選手のほとんどが、このようなスピーディーなバックスイングと切り返しでスイングしているのです。
このテンポを実現するには、体幹や下半身をアグレッシブに使うことが不可欠。手先だけでは、クラブを速く動かすことはできません。
さらに、打ち出しを高くしつつスピン量を抑えた弾道もポイント。いわゆる「高打ち出し・低スピン」は飛距離アップに欠かせない要素です。
この球筋を実現するには、アッパー軌道でボールをとらえる必要があります。そのために重要なのがセットアップ。ティーはやや高めにし、ボール位置は通常より半個分ほど左に置きましょう。また、スタンス幅を少し広げることで下半身を使いやすくなり、スイングスピードも上げやすくなります。
高めのティー、左寄りのボール位置、やや広めのスタンスで構えると、自然と軸がやや右に傾きます。この形ができれば、あとはヘッドの動きを感じながら振り抜くだけ。高打ち出し・低スピンの強い球で飛距離を伸ばせます。
ただし、あおり打ちの傾向がある人や振り遅れやすい人は注意が必要です。この打ち方ではヘッドがさらに遅れたり、下から入りすぎたりする可能性があります。そうした場合は無理をせず、いつも通りのアドレスで体を水平に回転させるイメージのほうが安定した結果につながります。その際はヘッドを走らせる意識よりも、軸の回転を重視するといいでしょう。
ドラコンホールや池越えなど、距離を稼ぎたいティーショットの参考にしてみてください。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。世界のゴルフスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回、米国、欧州へ渡り、ゴルフに関する心技体の最新理論の情報収集と研究活動を行っている。欧米の一流インストラクター約100名に直接学び、世界中のスイング理論を研究している。海外ティーチングの講習会、セミナーなどで得た資格は20以上にのぼる。
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