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「米国民はウッズを見限れない」 2度目の逮捕が浮き彫りにした存在の大きさ メディアで目立つ“批判よりも後悔”
4度目の交通事故とDUI逮捕――タイガー・ウッズに再び浮上した薬物依存の疑いは、個人の問題にとどまらない。なぜ周囲は止められなかったのか。世界を熱狂させた復活劇の裏にあった“見て見ぬふり”と、今求められる救いとは?
「関わりを持つすべての人々が、彼を必要としている」
すでに過ぎ去った過去の3度の交通事故のことを今さら掘り返したところで、何がどうなるという話ではない。
しかし、ウッズを至近距離で眺め続けてきた米メディアの面々が指摘しているように、ウッズが初めて交通事故を起こした09年当時、すでに彼が薬物に依存していたのなら、なぜ、あの時点でDUIによる逮捕とならなかったのか。3度目の21年の交通事故の際も、なぜ血液検査が行われなかったのか。
もっと早い時点で、リハビリ施設に入所して治療を受けていたら、その後のウッズには、異なる道が開けていたのかもしれない。そう思うと残念でならない。
元FOXニュースのゴルフアナリスト、ミッシェル・タフォヤ氏は言う。
「ゴルフ界は、タイガー・ウッズを必要としている。この人物とビジネス上、関わりを持つすべての人々が、彼を必要としている」
それはまったくその通りである。そして、だからこそ、多くの関係者がその関係性を維持しようとしてきた。その結果、ウッズの薬物依存症が様々な場面で「見て見ぬふり」をされ続けてきたのだとしたら、それはあまりにも悲しいことである。
「ジ・アスレチック」のブロディ―・ミラー記者いわく、「アメリカ国民にとって、タイガー・ウッズほど見限ることができないアスリートはいないだろう。いや、見限る必要はないし、責める必要もない。(交通事故は)まっとうな思考ができず、他人を巻き込む危険性も考えることができない状態の人物が起こした過ちだ。ウッズの50年に亘るこれまでの日々は、ある意味、シェイクスピア物語のチャプター(章)を1つ1つ披露しているようなものだ」
依存症に陥ったこと自体は、ウッズの自己責任だとしても、ウッズを見限ったり、見放したり、責めたりしたところで、何の解決にもならず、何ひとつ良いものは生まれない。
今、周囲ができることは、いかにしてウッズを立ち直らせるかである。
今回の交通事故がさらに検証され、ウッズの薬物使用や薬物依存症が明らかになったら、ウッズ頼みで進行しているビジネスからウッズを一時的に遠ざけ、「依存症が治ったら再開しよう」と約束してみるのは、いかがだろうか。
PGAツアーのブライアン・ローラップCEOはウッズをFCC(未来競技委員会)のチェアマンに据えて、27年以降のツアー大改革プロジェクトを進行中だが、その大役も、依存症が治るまでは「ウッズは離職」とするような思い切った施策が、ウッズに対するヘルプになるのではないだろうか。
TGLの事業からも、ウッズには一時的に離れてもらうなどして、ウッズを治療に専念させる環境を作り出すことが、きっとウッズのためになる。
今、ウッズは、何よりも“救い”を求めているに違いない。
文・舩越園子
ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学客員教授。東京都出身。百貨店、広告代理店に勤務後、1989年にフリーライターとして独立。1993年に渡米。在米ゴルフジャーナリストとして25年間、現地で取材を続け、日本の数多くのメディアから記事やコラムを発信し続けてきた。2019年から拠点を日本へ移し、執筆活動のほか、講演やTV・ラジオにも活躍の場を広げている。
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