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- “力感ゼロ”で飛距離アップ! 今季2勝キム・ヒョージュのスイングは「脱力」と「同調」がカギだった
PGAツアーの解説も務めるゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏が、ツアーの第一線で活躍する選手のプレーを独自の視点で分析。今回は、今季すでに2勝を挙げているキム・ヒョージュ選手のスイングに注目しました。
「ゆったり」に見えるのは体と腕の同調があるから
米女子ツアーの「ファウンダーズカップ」と「フォード選手権」を連勝し、すでに今季2勝と好調を維持してるのが、韓国出身のキム・ヒョージュ選手です。
彼女のスイングの特徴は力感がなく、ゆったりと振っているように見える点にあります。スイング中についリキんでしまう人は、参考にしたい動きといえるでしょう。

力感がないように見える理由の一つは、体と腕がシンクロしている点です。手先の力に頼らず大きな筋肉を使ってクラブを振っているため、自然とゆったりした動きになります。
いわゆる「腕と肩の三角形」を崩さないことがポイントで、両腕の間にボールを挟んだり、両ワキにタオルを挟んだりするドリルが有効です。
もう一つの理由は、遠心力をうまく使っていること。特にダウンスイング後半からはヘッドが主導となり、遠心力によって体が回されるような動きになります。同じようなスイングタイプには、ネリー・コルダ選手も挙げられるでしょう。
この遠心力を効果的に使うためのポイントが、グリッププレッシャーです。インパクト時、10段階で「5」程度の強さで握っている人は、2~3程度まで力を落としてみてください。あえて力を抜いてインパクトすることで、ヘッドが自然と走るようになります。
まずは短いクラブで“脱力”を体に覚え込ませる
とはいえ、「インパクトで力を抜く」ことに不安を感じる人も多いでしょう。「ヘッドをコントロールしたい」「真っすぐ飛ばしたい」という意識が強いほど、力を抜くのは難しくなります。まずはピッチングウェッジなど短いクラブでの素振りから、脱力の感覚を身につけるのがおすすめです。
力を抜く感覚がつかめてきたら、実際にボールを打ってみましょう。その際は、普段の半分の距離を打つイメージを持つのがポイント。例えば、通常130ヤード飛ばす人なら65ヤードを打つつもりでスイングします。「飛ばさなくていい」と考えることで自然とリキみが取れ、ヘッドが走る感覚を得られるはずです。
なお、「グリッププレッシャーを緩めると引っ掛けてしまう」という人は、スイング軌道がアウトサイド・インになっている可能性があります。これまで左へのミスが出ていなかったのは、インパクトで強く握ることでヘッドの動きを抑えていたため。つまり、力を解放できればさらなる飛距離アップも期待できます。
左へのミスが出る場合は、フォローでヘッドを右斜め45度方向へ放り投げるイメージを持ってみてください。ヘッド軌道が改善され、グリッププレッシャーを緩めても引っ掛けにくくなります。
遠心力を生かしたスイングができるようになると、スイングアークが大きくなり、ゾーンでボールをとらえられるようになります。飛距離だけでなく方向性の向上にもつながるため、ぜひ習得してみてください。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。世界のゴルフスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回、米国、欧州へ渡り、ゴルフに関する心技体の最新理論の情報収集と研究活動を行っている。欧米の一流インストラクター約100名に直接学び、世界中のスイング理論を研究している。海外ティーチングの講習会、セミナーなどで得た資格は20以上にのぼる。
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