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飛ばしのコツは切り返し! ネリー・コルダのように体が沈み込む“シッティング・ダウン”をマネするとヘッドが走る
PGAツアーの解説も務めるゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏が、ツアーの第一線で活躍する選手のプレーを独自の視点で分析。今回は、女子メジャー今季初戦「シェブロン選手権」を制したネリー・コルダ選手のティーショットに注目しました。
切り返しで沈み込むとヘッドが自然に走り出す
「シェブロン選手権」でメジャー3勝目を飾ったネリー・コルダ選手。彼女のスイングで参考にしたいのは、クラブのエネルギーを効率よく使っている点です。
ゆったり振っているように見えますが、今季のドライビングディスタンスは約280ヤードを記録。遠心力をうまく活用しながら、大きな飛距離を生み出しているのです。

後方からのスロー動画を見ると、その秘密がよく分かります。まずアドレスでは、腕をリラックスさせて真下に垂らし、自然体で構えています。腕や肩に力が入りやすい人、グリッププレッシャーが強い人は、この構えを参考にするといいでしょう。首を長く見せるように肩の位置を下げ、腕をダランと垂らすことで余計な力が抜けていきます。
テークバックにも注目したいポイントがあります。コルダ選手は、手元が腰の高さまで上がる間、ほとんど右ヒジを曲げません。腕を長く使えているのは、手先でクラブを持ち上げていないからです。始動直後に右ヒジが曲がってしまう人は、右サイドの肋骨や胸郭を後方へ引く意識を持つと、体幹主導でクラブを上げやすくなります。
そして最大のポイントが“切り返し”です。ダウンスイングで左腕が地面と平行になるタイミングで、コルダ選手はスクワットをするように両ヒザを曲げ、体を沈み込ませています。いわゆる「シッティング・ダウン」と呼ばれる動きです。このとき、左右のヒザの高さがそろっている点も見逃せません。
切り返しでしっかり沈み込めると、体にエネルギーが蓄えられ、自らリキんで振りにいく必要がなくなります。その結果、遠心力によってヘッドが自然に加速し、効率よく飛ばせるようになるのです。
壁ドリルで覚えるネリー・コルダ流の切り返し
この動きを身につけるには、アドレス時の骨盤の前傾が重要です。ダウンスイングで体が起き上がってしまう人は、骨盤が後傾している可能性があります。まずは、構えた時の骨盤の角度をチェックしてみてください。
また、切り返しでは「左への踏み込み」と「腰の回転」を同時に行わないことも大切。「踏み込んでから腰が回る」と考えることで、自然に重心を下げやすくなります。左へ踏み込む際は、左の骨盤やお尻を後方へ引く意識を持つとスムーズです。
沈み込む動きでエネルギーを蓄えたら、あとはそれを解放するだけ。ターゲット方向へヘッドを放り投げるイメージで振ることで、クラブ本来の性能を引き出しやすくなります。
コルダ選手のような切り返しを習得するには、壁を使ったドリルも効果的です。グリップエンドを壁に当てた状態でトップを作り、その姿勢から左足の踏み込みで壁を押していきます。
ポイントは、手元で押さないこと。肩が開かないよう注意しながら、左の骨盤やお尻を後ろへ引く意識で行いましょう。スクワットのような切り返しが身につき、クラブに仕事をさせながら飛ばせるようになるはずです。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。世界のゴルフスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回、米国、欧州へ渡り、ゴルフに関する心技体の最新理論の情報収集と研究活動を行っている。欧米の一流インストラクター約100名に直接学び、世界中のスイング理論を研究している。海外ティーチングの講習会、セミナーなどで得た資格は20以上にのぼる。
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