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- 木曜日までお弁当作り!? 4打差の一ノ瀬優希が長男の誕生日Vに挑む「子どもに勝ったよって言いたい」
「Sky RKBレディスクラシック」2日目。12年ぶりの優勝を目指す一ノ瀬優希が首位と4打差の9位タイにつけた。
今週は体の動きだけチェックして試合へ
◆国内女子プロゴルフ
Sky RKBレディスクラシック 5月15~17日 福岡雷山ゴルフ倶楽部(福岡県) 6490ヤード・パー72
ツアー通算3勝の一ノ瀬優希が、持ち前の勝負強さと“ママの強さ”を発揮した。大会2日目、一ノ瀬は7バーディー、2ボギーの「67」をマークし、首位と4打差の好位置で最終日を迎える。
最後の18番で7メートルのバーディーパットを沈めると、右拳を握るガッツポーズが飛び出した。
「最後に入れて、まあ、バーディーとって終わりたかったんで。思ったところに打てて、『うわ、入るかも!』みたいな。入ったんでよかったです」

スライスラインを読み切った執念の一打を笑顔で振り返った。
今週の一ノ瀬は、決して万全のコンディションではなかった。2週間ほど前から芝花粉や黄砂の影響で喉を痛めており、先週の「ワールドレディスサロンパス杯」では初日に蕁麻疹(じんましん)と高熱を発症。
「体調が悪くて、歩くのもしんどくて」と満身創痍で予選落ちを喫していた。
今週の火曜日も体調が戻らず練習ラウンドを断念し、病院へ駆け込んだ。しかし医師からは「なんのデータも悪くないですよ。しっかり飲み物飲んで、食べて、寝てください」と言われたという。
この状況が逆に肩の力を抜いた。「今週は打ち上げがスゴいから、練習場でも体の動きだけチェックしてスタートするって感じ。スイングに『こうしよう、ああしよう』って求めてない感じはします」と、欲のない自然体が好スコアへとつながった。
「木曜日までは子どものお弁当を作って送り迎え」
一ノ瀬は2019年9月に男子プロの谷口拓也と結婚し、20年10月に長女、昨年5月には長男を出産。昨年、2年ぶりにツアー復帰を果たすと、ステップ・アップ・ツアー「あおもりレディス」で見事“ママ初優勝”を飾っている。
今大会は自宅のある福岡からの参戦。開幕直前まで多忙な日々を送っていた。木曜日の夕方までは5歳の長女と明日で2歳になる長男の育児に奔走。
「下の子が5時半に起きちゃうから、6時くらいから朝ごはんとお弁当やるか、みたいな感じ」と笑う。
お弁当作りについて聞くと「いやいや、もうお弁当は適当ですよ(笑)。便利な冷凍食品も使うし、卵焼き、ブロッコリー、トマトみたいな感じで、隙間を必死に埋めています(笑)」。母親として奮闘する日常を明かした。
金曜日からは子どもたちを実家に預けて試合に集中しているが、そこには“ママ”ならではの並々ならぬモチベーションがある。
「子どもを預けている親にも申し訳ない。何にもなしで帰るのはちょっと申し訳ない。稼いで帰らないと『何しに行ってるんだ』って言われちゃう。プラスにして帰らないと」
明日は2歳になる長男の誕生日
実は、明日の最終日は長男の2歳の誕生日だ。
「プレゼントでいいもの買ってあげたいと思って、ちょっとそれで頑張っています(笑)。パウ・パトロール好きだからそれを買うかレゴにするか、どっちにしようかな」と声を弾ませる。
今季は今大会で8試合目、これまで予選落ちはわずか2回。暫定リランキングも20位と、子育てと両立しながら確かな実力を示し続けている。ただ、目指すのは、もちろんトップの座だ。
「目標をそこに(第1回リランキング通過に)置きたくない。優勝を目指しています。子どもに『勝ったよ』って言いたいし、その姿を見せたいですね」
人一倍の愛を注ぐ我が子へ最高の誕生日プレゼントを届けるため、一ノ瀬は明日、2014年「サイバーエージェントレディス」以来、12年ぶりとなるレギュラーツアー通算4勝目を懸け、運命のサンデーバックナインへ挑む。(福岡県糸島市/金明昱)
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