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- 吉澤柚月の胸に残った“後悔の一打” プレーオフの死闘も及ばず「結さんは隙がなかった」
最終日に「67」をマークしたプロ3年目の吉澤柚月(よしざわ・ゆづき)が、河本結(かわもと・ゆい)とのプレーオフの末に惜敗。悲願のツアー初優勝には届かなかったが、戦いの中で大きな自信と確かな成長を手にした。
プレーオフは「バーディーを取らないと負ける」
◆国内女子プロゴルフ
リゾートトラスト レディス 5月28~31日 グランディ那須白河ゴルフクラブ(福島県) 6500ヤード・パー72
悲願のツアー初優勝にはあと一歩届かなかった。それでも、プロ3年目の吉澤柚月にとって、この1週間は大きな自信を手にする大会となった。
首位と3打差で迎えた最終日、吉澤は6バーディー、1ボギーの「67」をマーク。通算10アンダーまでスコアを伸ばし、勝負は河本結とのプレーオフにもつれた。

正規の18番では6メートルのバーディーパットを沈め、プレーオフ1ホール目でも再び6メートルを決めるなど、勝負どころで抜群の勝負強さを発揮した。
それでも、最後は河本に競り負けた。特に心に残ったのは、勝敗を左右したプレーオフ2ホール目の第3打だった。
「つけたいって気持ちが逆に空回りしちゃったような感じです。ちょっと(当たりが)薄かった」と、ピンが立つグリーン上段に届かず、ボールは無情にも下段へと転がり落ちた。
勝ちたいという思いが強かったからこそ生まれたわずかなミス。その一打だけが、試合後も悔しさとして残った。
ただ、相手もまたメジャーチャンピオンだった。
「結さんのプレーを見ていても隙がなかった。バーディーを取らないと負けるのは分かっていました」
河本の完成度の高いプレーを間近で見続けたからこそ、自らの勝負どころもはっきり見えていた。だからこそ、最後の第3打だけが心残りだった。
プロ入り後の道のりは決して平坦ではなかった。ルーキーイヤーには予選落ちが続き、下部のステップ・アップ・ツアーでもプレーオフ敗退や惜敗を経験。2年目もレギュラーツアーでは思うような結果を残せない時期が続いた。
それでも、諦めることはなかった。
「1年ずつ苦しい思いをずっとしてきました。でも、そこから諦めずやってきた結果が、ここまでやれるようになった。諦めなくてよかったなと思います」
最終日に「67」をマークして優勝争いを演じ、プレーオフまで戦い抜いた今大会。レギュラーツアーで初めて味わった優勝争いの重圧の中でも、自らの力を発揮できたことは何よりの財産となった。
「ここまでスコアを伸ばせたのはすごく自信になりますし、『自分もできるんだ』という自信ができました。最終日にちゃんと伸ばせたのはレギュラーツアーではなかったので、一歩を踏めたかなと思います」
優勝は河本に譲った。しかし、悔しさの残るプレーオフの先で、吉澤は初優勝へ向けた確かな手応えをつかんでいた。(福島県西郷村/藤森大輔)
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