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- 優勝争いの最中にベビーカーが倒れた… 吉田鈴が語った「集中力を取り戻した5メートル」
国内女子ツアー「ヨネックスレディス」で初優勝した吉田鈴(よしだ・りん)。勝負どころの14番では約5メートルのパーパットを前に思わぬハプニングが発生した。それでも集中を切らさなかった一打が勝利を引き寄せた。
優勝争いの中で起きた思わぬアクシデント
◆国内女子プロゴルフ
ヨネックスレディスゴルフトーナメント 6月5~7日 ヨネックスCC(新潟県) 6483ヤード・パー72
ツアー初優勝を飾った吉田鈴。その勝利を振り返る中で、本人が「今後につながる」と振り返った場面があった。

最終日の14番パー3。優勝争いが佳境を迎える中、吉田は約5メートルのパーパットを残していた。1打の重みが増す終盤戦だったが、その直前に思わぬハプニングが起きる。
アドレスに入ろうとしていたタイミングで、ギャラリーエリアから大きな音が響いた。後に吉田は「ベビーカー倒しちゃったみたいで」と明かしている。
突然の出来事に集中力を乱されても不思議ではない状況だった。しかし吉田は冷静だった。
「打つまでに長い時間があったんですけど、それに引っ張られず、上手く打てた」
そう振り返った吉田は、「そこでもう一回気持ちを入れ替えた感じです」とも語った。
結果は見事なパーセーブ。この一打について吉田は「優勝争いしている中で打てたのは、すごい今後につながる」と手応えを口にした。
初優勝を支えた“動じない強さ”
今大会の吉田は、終始冷静さを失わなかった。ハーフターン時に後続との差が縮まっても「気持ちがざわざわしたことは全然なかった」と語り、17番でボギーを喫した後も守りに入ることはなかった。
そして迎えた18番パー5では、2オンも狙える状況からリスクを避けて刻む選択を決断。3打目を約1メートルにつけると、バーディーパットを沈めて初優勝を決めた。
優勝会見では「涙は全くなかった」と振り返ったが、その言葉の裏には感情をコントロールし続けた3日間の戦いがあった。
14番で起きた予期せぬアクシデントも、その一つだった。集中を切らされるような状況でも自分を立て直し、結果につなげる。優勝争いの中で決めた5メートルのパーパットは、ツアー初優勝以上に、吉田自身の成長を実感できる一打だったのかもしれない。
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