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- ツアー参戦9年目のパグンサンが初優勝 11本のクラブで全英出場もゲット
今年50回目の記念大会となったミズノオープン。荒天のため3日間の短縮競技となった大会を制したのは、日本ツアー参戦9年目のジュビック・パグンサンだった。
◆男子プロゴルフ<~全英への道~ミズノオープン 5月27日~30日 岡山・JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部 7349ヤード・パー72>
パグンサン日本ツアー参戦9年目 43歳の苦労人が歓喜の初優勝
今年のミズノオープンは、一風変わった優勝者が誕生した。強い雨のために初日が中止になり、3日間の短期決戦に変更。第2ラウンドを終えて単独1位に立ったのは、キャディバッグを自ら担いでのセルフプレーで回ったフィリピンのジュビック・パグンサンだった。

今年で日本ツアー本格参戦は9年目。アジアンツアーでは賞金王になったこともあるが、日本での優勝はゼロ。43歳での初優勝をかけた最終日の18ホールは、「疲れやプレッシャーを感じてしまった」と気の抜けない展開となった。
同世代の宮本勝昌が2位から追いかけてくる中、最初の3ホールでボギー2つと苦しい流れを作ってしまう。それでも、「勝とうという気持ちを強く持って、最後まで全力でプレーしようと思っていました」と言葉に出して自らに言い聞かせ、諦めなかった。
この日最初のバーディが来たのは6番ホール。「今日のターニングポイント」と、ここから怒濤の追い上げが始まった。6番を含む6バーディを奪って、ボギーは序盤の2つだけだった。
あまりの変わりように、そばで見ていた宮本も、「セルフコントロールがすごい」と感服。「ふだんも陽気でよくしゃべるんですけど、流れが苦しいときにあえて独り言を言っていました。自分のリズムにもっていきましたよね」と、笑顔を絶やさないメンタルコントロールで他を寄せ付けなかった。
結局、『68』と4つスコアをのばしてトータル17アンダー。2位以下に3打差をつけて、日本での初優勝にようやく届いた。
軽量化のためにクラブを11本に

メンタル面での強さのほかに、周囲を驚かせたのが“バッグを軽くするため”に減らした11本のクラブセッティング。3、4、6、8番アイアンを抜いて、19度のユーティリティを入れた。「5番と7番は距離がはっきりしている。5番はマックスで200ヤード、7番だと180ヤード飛ぶという感覚があるので、6番が必要な場合は5番で、8番の場合は9番で代用できる」。
厳選したクラブで優勝と全英オープンの出場権を手に入れ、「バックを軽くして、結果的に良いプレーが出来て良かったです」と、いたずらっぽく笑った。
永野竜太郎が全英オープンの出場権を獲得
そして、パグンサンと一緒に全英オープン出場を決めたのが単独2位に入った永野竜太郎。日本ツアーでは未勝利の33歳が、「最後のバーディパットを入れたらあるかなとは思いましたけど、それまでは思っていませんでした」と、予想もしていなかったチャンスを獲得。「行きたいと思っていた。光栄に思います」と、初の海外メジャー挑戦に目を輝かせた。
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