申ジエが日本ツアー通算27勝目!韓国女子ゴルフ史上初の通算60勝

首位に4打差の9位からスタートした申ジエが、通算10アンダーで並んだ全美貞とのプレーオフを4ホール目で制して逆転優勝した。去年11月のTOTOジャパンクラシックに続く今季ツアー3勝目を手にした。

◆国内女子プロゴルフ<ニチレイレディス 6月18日~20日 千葉・袖ヶ浦CC新袖C 6550ヤード・パー72>

驚異の勝率! 7回出場で4回目の優勝

「私にとっては家族のようなコース」

 今大会での勝率の高さ、コースとの相性の良さについて聞かれ、申ジエはそう語った。

 ニチレイレディスが行われた千葉県の袖ヶ浦CC新袖C。申は2014年から7回目の出場で4回優勝(2014年大会からの3連覇を含む)し、さらに2位タイも1回と好成績を残している。

 最終日は首位と4打差あったが、7バーディー、1ボギーの66でホールアウト、通算10アンダーで首位の全美貞に並んだ。

 18番パー5でのプレーオフは、4ホール目にバーディーを奪った申ジエが接戦を手にした。

 今季(2020-21シーズン)3勝目、国内ツアー通算27勝目(日本ツアー会員として25勝目、米ツアーを兼ねたものなど含むと国内27勝目)となった。

申ジエ プレーオフ2ホール目のバンカーショット 写真:Getty images

 2020年はコロナ禍のなかで2勝。21年は出場した試合すべてで予選を通過するも、優勝まではあと一歩届かなかった。

 国内女子ツアーは2020―2021年シーズンが統合されて長丁場となり、昨年は痛めていた手首の手術、試合を休んだ週でもコロナ禍で韓国へ帰国ができないなど、コンディションの調整に難しさを感じていた。

「今までと違う状況なので、ツアーも1年半と長くなり、外国人選手は帰国せずにずっと日本にいます。私も日本で休むことがあまりなく、オフはいつも韓国に帰って家族に会ってリフレッシュしていました。今年はそれができず、コンディションの調整が難しく感じています。まだ6月なのでシーズンは長い。プレーも大事ですが、日本での休み方など調整がこれから大事になると思います」

 元世界ランキング1位の申ジエも33歳。年齢を重ねるとともに、体力の衰えも感じている。ただ、それでもまだ勝つことを諦めていない。

「若い選手たちの良いプレーはよく見ていますが、私や全美貞さんをはじめとするベテラン選手も一生懸命やっています。日本ツアーのいい部分はベテランと若い選手の層が厚いところです。先輩として良い影響を与えていきたい」と、これからも若手と切磋琢磨していく気持ちだ。

申ジエ選手 写真:Getty images

 ちなみに韓国女子プロゴルフ界では、今回の優勝で史上初の通算60勝(韓国、日本、米国、欧州ツアーなど)を達成したとして大きく報じられている。

 申ジエは韓国ツアーと米ツアーで賞金女王のタイトルを取っているが、日本では賞金ランキング2位が2度(2016、18年)とチャンスを逃している。

「賞金女王を狙っていますか?」と聞かれ、「ネバーギブアップです」と言い切った申ジエ。今回の優勝で賞金ランキングは7位に上昇。マネークイーンの称号はまだまだあきらめていない。

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