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- ジョン・ラームが全米オープン初優勝!松山、星野は26位タイ
ジョン・ラーム(スペイン)が、激戦の末、全米オープンで初のメジャータイトルを手にした。決勝ラウンドに残った松山英樹と星野陸也の日本勢は、ともに26位タイでプレーを終えた。 ◆海外男子プロゴルフ<全米オープンゴルフ選手権 6月17日〜20日 トーリーパインズGCサウスコース(カリフォルニア州) 7652ヤード・パー71>
ジョン・ラームが逆転Vで初のメジャーチャンピオンへ
第121回全米オープンは、現地時間20日、カリフォルニア州ラホーヤのトリーパインズGCサウスコースで最終ラウンドを行った。
ラームは、首位を並走するルイ・ウーストハウゼン(南ア)、ラッセル・ヘンリー(米)、マッケンジー・ヒューズ(カナダ)と3打差の通算2アンダー、6位タイでスタート。3バーディー、1ボギーでフロントナインを折り返すと、バックナインは16番まで辛抱強くスコアカード通りにプレーした。
一時は、ウーストハウゼン、連覇を狙うブライソン・デシャンポー(米)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)らメジャー優勝者を含めた多くの選手に優勝の可能性があった最終日。最終組の3組前でプレーしていたラームは、17番で8メートル、18番で5.5メートルを沈める連続バーディーで通算6アンダーの単独首位に立ち、先にホールアウト。メジャー初の勝利を手に入れた。
![](/wp-content/uploads/2021/06/GettyImages-1324625346_resize.jpg)
ちなみに大会初優勝を狙う2010年の全英王者ウーストハウゼンが追撃しようとしたが、17番のボギーで2打差となり万事休す。18番でバーディーと意地を見せたが1打及ばず、2015年大会に続く2位に甘んじた。
2週前のザ・メモリアル・トーナメントでは、第3ラウンドを終えて首位のスコアでプレーを終えながら、スコア提出前に新型コロナウイルスの陽性反応が出て棄権を余儀なくされたラーム。それでも、あくまでも前向きだったのにはこんな理由がある。
同じコースで行われた2017年のファーマーズ・インシュランス・オープン最終日では、首位に3打差で臨みながら、最終ホールでイーグルを奪うドラマティックな米ツアー初優勝を飾っている。だからこそ、「僕は運命の信奉者なんだ。前向きでいられたよ。特別の場所に行く。両親も来られるし、いいことがあるはずだってね」と笑った。
全米オープン3勝、マスターズ2勝の英雄セベ・バレステロス、マスターズ2勝のホセ・マリア・オラサバルというスペインの先輩たちにも成し遂げられなかったタイトルを手にした26歳は、これで世界ランク1位に返り咲いた。
「最後の2つのパットは信じられなかった。でも、スペイン人で最初の全米オープン優勝者になった。セベはマスターズには勝ったけど、全米オープンにも勝ちたかったはず。これはセベに捧げる優勝でもある」と、今は亡き英雄への思いも口にした。
決勝に残った日本勢2人の最終日は、松山英樹が3アンダーの68でプレーして通算3オーバー。星野陸也はイーブンパーの71でやはり通算3オーバーと、揃って26位タイで大会を終えている。
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