「五輪のことを考えすぎて…」古江彩佳が東京五輪出場を逃し涙の11位

“プラチナ世代”の古江彩佳が、逆転での東京五輪出場を逃した。当確の畑岡奈紗に続く2枠目を争っていた稲見萌寧を逆転するには優勝が条件だったが、11位に終わった。

◆国内女子プロゴルフ<アース・モンダミンカップ 6月24日~27日 千葉・カメリアヒルズカントリークラブ 6639ヤード・パー72>

会見で涙した古江彩佳 逆転目指した東京五輪代表を逃す

 優勝の可能性を残しつつも、最終的に通算8アンダーの11位。古江彩佳は会見中、終始涙を流していた。結果的には満足してもいいだろう。

 会見で涙の理由について聞かれ、「やっぱり今日、五輪のことは関係なしに、今日のゴルフは自分で悔しいなと思って、珍しく涙が出ました……」と答えるのが精一杯だった。

 とはいえ、夢に描いていた東京五輪出場を果たせなかったことが悔しかったに違いない。

 東京五輪の日本代表は、世界ランキングに準ずる五輪ポイント上位2名が出場権を得られることになっていた。すでに1枠目は畑岡奈紗が当確。古江は2枠目を稲見萌寧と争っていた。

 その稲見が今大会で予選落ちしたこともあり、古江の五輪出場の可能性が残されていた。ただ、優勝が絶対条件だった。

6番ティで風向きを調べる古江選手 写真:Getty images

 最終日。首位の菊地絵理香との9打差を追ったが、2バーディー、1ボギーとスコアを伸ばしきれなかった。

 プレー中はいつも笑顔を見せ、余裕もたっぷり。滝川第二高校ゴルフ部の角谷真吾監督は、「彼女は野球でいうアベレージバッター、安打製造機。確実に打ってくれる選手が古江でした。ドンと落ち着いた気持ち、何があっても動じないメンタルの強さも武器」とその強さを語る。

 そんな彼女が最終日、「11番でウルっときた。何をやっているんだろうって……」とプレー中に動揺していたと告白。五輪出場という重圧が、肩に大きくのしかかっていた。

「五輪のことを考え過ぎて、自分のプレーができませんでした。ゴルフで泣いたのは、滝川二高2年時の日本ジュニアで予選落ちしたときくらいです」

 しかし、21歳の彼女にはまだ先に道がある。

「これからも五輪は目指していきたい。今後は今ある試合を頑張りたい。自分のゴルフができるよう、落ち着いて笑顔でプレーできるようにしたい」
 2020-2021年シーズンは、今大会終了時点で賞金ランキング3位。次に涙を見せるのは賞金女王になったときだ。

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