五輪に向け連続予選落ちからの復調期す
「ショットは調子悪いというわけではないですけれど、良くもないなと思います。パターが入ってくれなくて、噛み合っていないので、その結果スコアが出ずという感じです」

今季6勝の稲見萌寧は、「アース・モンダミンカップ」と「資生堂レディスオープン」で自身初の2週連続予選落ちを喫した。「気持ちの面では、常時している疲れと予選落ちした疲れが違うので、やっぱり疲れはあります」と、表情はそこまで明るくはなかった。
今はショットが左に曲がるミスを改善するための練習に取り組んでいるという。「上手くいかないときもあるので、上位争いや優勝するのかはやってみないと分かりません。まずはしっかり予選を通ること。そして上位に行ければいいと思います」と、実戦で本来の調子を取り戻す考えだ。
稲見が今週、結果よりもゴルフの内容を重視するのは、東京五輪が近づいているからでもある。
「テレビもニュースも話題が入ってこない(見ていない)ので、まだ自分のなかで五輪ムードは高まっていない」というが、少しずつ準備を進める考えだ。大東建託・いい部屋ネットレディス(7月22~25日)開催週は、霞ヶ関カンツリー倶楽部で東京五輪に向けた練習ができるため、24、25日に霞ヶ関CCを回る予定だという。
ちなみに東京五輪に出場する男子選手もこの週に練習ラウンドすることになっており、「ラウンドよりも海外の男子選手に会えるのが楽しみ。個人的にはケプカが好き。ゴルフはわかりませんが、体型と見た目が好きです(笑)。あとはデシャンボーのドライバーを見たい。どれくらい音が出るのかなと気になります」と、最後に笑顔を見せていた。
楽しみにしている東京五輪を万全の状態で迎えるためにも、今週は充実した内容のゴルフを見せるつもりだ。