2位タイと好調な発進 ほか10名
プロ9年目の江澤亜弥が初日、5バーディー、1ボギーの「68」で回り、2位タイ発進を決めた。
「パッティングがよく決まってくれたのかなと思います。途中でボギーになりそうなところもあったのですが、うまくパーセーブができて、それを取りこぼさなかったところが良かったのかなと思います」
2013年のプロテストに合格した江澤亜弥。プロ8年目ながら未勝利で、まだシードも獲得したことがない。もっとも成績が良かった年は2015年。レギュラーツアー34試合に出場し、「ニトリレディス」と「ゴルフ5レディス」の11位タイが最高位。だが、賞金ランキングは73位でシード獲得に失敗している。その後はステップ・アップ・ツアーを中心に戦う日々が続いていた。しかも2019年の獲得賞金はゼロ。
不調の要因については、「ドライバーが右にも左にも両方いっちゃうし、収拾がつかないゴルフでした」と振り返る。
コロナ禍で立て続けに試合が中止となり、限られた出場試合数のなか、2020年に出場したレギュラーツアーは「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」の1試合しかなく、そこでも予選落ち。ステップ・アップ・ツアーも4試合中、棄権1回、予選落ち2回と散々な結果だった。
だが、2021年に出場したレギュラーツアーのアース・モンダミンカップは予選通過して57位タイ。ステップ・アップ・ツアーは6試合ですべて予選通過している。
「今シーズンから少しずつよくなってきて、コーチが言っていることも、できるようになり感覚がつかめるようになりました。今年のアース・モンダミンで予選を通過できたのは大きな自信になりましたし、ステップでもコンスタントに予選を通過できているので、自信につながっています」
ちなみに同期は鈴木愛。先週の資生堂レディスオープンで優勝した姿を見て感じることも多い。
「ずっと強い選手で遠い存在。久しぶりに優勝して涙流すのをみてすごく良かったなと思います。まだまだ愛ちゃんに追いつけるレベルじゃないけれども、がんばりたいなと思っています」
明日以降については、「コースの距離が長く難しいので、冷静に自分のゴルフに徹していきたいと思います」と前を向いた。