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- 今季4勝目の申ジエが語った「勝ち続けることができる理由」とは?
最終日を首位でスタートした申ジエが、4バーディー、3ボギーの71で回り、通算15アンダーで6月の「ニチレイレディス」に続く今季4勝目、日本ツアー通算28勝目を挙げた。 ◆国内女子プロゴルフ<大東建託·いい部屋ネットレディス 7月22日~25日 北海道・滝のカントリークラブ 6578ヤード·パー72>
申ジエが2位に5打差をつける圧勝で今季4勝目!
4日間を通して隙のない盤石のゴルフだった。元世界1位・申ジエの貫録は健在で、他の追随を許さなかった。
最終日を首位スタートし、1番はピンまで155ヤードの2打目を6番アイアンで2.5メートルにつけてバーディー発進。5番、7番をボギーとしたが、8番、9番で連続バーディーを奪った。
一方、トップの申ジエと2打差の2位からスタートした西郷真央は、出だし1番でボギー、2番をダブルボギーにして優勝争いから後退。申ジエの独壇場となった。米ツアーでの経験から北海道特有の洋芝には慣れており、当日の強風にも経験でうまく対処し、安定したプレーでスコアをまとめた。
最終的には4バーディー、3ボギーの71、通算15アンダーで、2020-21年シーズン4勝目を手にした。2位に5打差をつける圧勝劇だった。
「今日は強い風の中で厳しい戦いでしたが、優勝できたのは今でも信じられないです。ただ、洋芝は私が好きなんです。距離感やアイアンのコンタクトとか、しっかりと結果が出る芝なので好きですね。今週は洋芝が2種類ミックスしている感じだったので、逆に厳しいところもありましたが、自信があるのでいいプレーができました」
2014年から毎年2勝以上するという強さ。7シーズン連続で獲得賞金も1億円を超えた。会見で「これだけ長い間、勝ち続けられる秘訣」について聞かれて、こう語った。
「ゴルフもですが、普段の生活でも自分を分析することが好きなんです。いろんな条件の中で自分を分析しているので、それがいいプレーにつながっていると思っています。自分の体について細かく分析して知るようにしています。例えば、食べるものや生活習慣を自分の体を見ながら変えたりしています」
年齢を重ねるとともに自分の体に合ったものを取り入れ、日々生活しているのだという。かつて世界ランキング1位、米ツアーで賞金女王になったとはいえ、その力を維持することほど難しいことはない。33歳の今でも勝ち続けられる強さの陰には、ゴルフを中心にした生活と努力を重ねるという明確な理由があった。
最近は4年ぶりに優勝した菊地絵理香のほか、若い選手からもアドバイスを求められることも増えた。アドバイスをおくる際も秘訣がある。
「菊地さんには、私が教えるというよりも、『自信を持つだけでいいよ』ということを話したんです。ゴルフは感覚や考えがとても敏感になりやすいので、私も気をつけますが、一つのポイントを教えるのではなく、方向性などを伝えるケースが多いです」
アドバイスのほとんどが技術的なものではなく、メンタル面に関するものが多いという。申ジエから背中を押される一言の重みを感じずにはいられない。
優勝賞金2160万円を加算した今季の賞金総額は1億1167万2000円となり、7シーズン連続で1億円を突破。賞金ランキングは5位に浮上した。
「トップ(小祝さくら)とは差がありますが、可能性はあると思うので最後まで頑張ります。この優勝でいい流れができると思います」
すでに韓国と米国の両ツアーで賞金女王を手にしているため、日本の賞金女王のタイトルは悲願でもある。日米韓の3ツアーで賞金女王になった選手はいまだ存在しない。だからこそ、申ジエは日本のタイトルにこだわり続ける。
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