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極限の緊張を救ったのは巨人・坂本!? 中島啓太が松山、金谷に続きマスターズへ!
アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権最終日、世界アマチュアランキング1位の中島啓太がプレーオフを制して優勝した。これにより中島は来年のマスターズ並びに全英オープンの出場権を獲得。松山英樹、金谷拓実に続き、世界最高峰の舞台を踏むことになった。
11時5分のスタートなのに5時半に目が覚めた
世界アマチュアランキングNo.1の中島啓太(日体大)が、激闘を制し世界への扉を大きく開いた。
アジアパシフィックアマ最終日、前日首位の中島は6バーディー・1ボギー・1ダブルボギーの3アンダーでプレー。通算14アンダーとしたが、この日6アンダーで回ったタイチ・コー(香港)に追いつかれ、プレーオフとなった。
18番ホールでのサドンデスプレーオフ1ホール目はともにパー。迎えた2ホール目、コーの2打目は池につかまった。対する中島は左6メートルに2オン。これを沈めてバーディーで決着をつけた。
勝者にはマスターズ、全英オープンの出場権が与えられるビッグタイトル。大会期間中には、アマチュアNo.1に与えられるマコーマックメダル授与式も行われ、誰もが認める優勝候補筆頭だっただけに重圧もあった。
「今週もつらかったです。勝ちたいけど、負けたらどうしようという気持ちも。本当に勝ててよかったです」と、気持ちを吐露する中島。
最終日の朝は、11時5分のスタートなのに、5時半に目が覚めた。「勉強しようと思って」と、見つけたのがYouTubeの動画。プロ野球・読売ジャイアンツの坂本勇人選手が2000本安打を目指すドキュメンタリーだった。
緊張の中でも前向きさを失わない先輩アスリート。野球が大好きなジャイアンツファンだからこそ、これを選んだのだが、大勝負を控えて気持ちの整理をつけた。
そして迎えた迎えた最終ラウンド。最終組で1番、3番、5番と順調にバーディーを重ねていったが、6番でボギーを叩いてしまう。さらに9番ではティーショットをバンカーに入れてダブルボギー。
この時と、1つ前の組で回るコーの猛追によりバックナインで首位を奪われた時の2度諦めかけたというが、必死で立て直し、後半3バーディーでプレーオフに持ち込んだ。
来年オーガスタとセントアンドリュースに挑む
ウイニングパットを沈めた瞬間の大きなガッツポーズは、重圧から解放された証。その後、チームジャパンの仲間たちから祝福のウォーターシャワーを浴びると、うれし涙を流した。
世界アマチュアランクNo.1、日本アマ優勝、国内プロトーナメントのパナソニックオープン優勝と、目標の多くを達成したように見える2021年だが、腰痛という爆弾を抱えてもいる。来年は故障とも折り合いながらの戦いが待っている。
「常に次への準備をしている」のが信条の中島。オーガスタナショナルGC、そしてセントアンドリュース・オールドコースという晴れの舞台にどんな備えをして立つのだろうか。プレー中のポーカーフェースと、その後の素直な笑顔と涙は、感情をコントロールする術でもあるのかもしれない。
日本勢はほかに5人が出場し、阪根竜之介が通算11アンダー5位、河本力、森山友貴が通算6アンダー16位、欧陽子龍が通算4アンダー21位、杉浦悠太が通算2アンダー28位で大会を終えている。
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